ダイヤグリーン毎月第一日曜日は白山「Qui」さんにて11~16時待機しています。

次回の待機日は10月3日(日)です。

ダイヤグリーン10月16日(土)、17日(日)は福井市「エルパ」にて癒し、占いのイベントに出店します。

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ダイヤグリーン10月のよふ葉さんでの受付日は 10月1日(金)、15日(金)、29日(金)です。

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ようやく周りでも、男性が育児休暇を取得した例をちらほら聞くようにはなりましたが・・・それでも日本の男性の育児休暇取得率はわずか6%・・・・。そして取得したとはいっても5日未満が半分以上・・・。

 

世界に目を向けると、男性側の育児休暇取得率が全体の8割弱、というすごい国があります。それはスウェーデン。

スウェーデンでは、男女合わせて育児休暇が480日取れます。そのうち相手に譲れない休暇分が90日あって、使わないと消滅してしまうので、それで男性も取得率が上がっていったようです。

 

育児休暇中も収入の8割が保証されいるし、職場復帰する権利も保証されています。日本で起こるように、復帰したら部署移動させられた、ってことが禁止されています。

 

日本で男性が育児休暇を取得しづらい雰囲気ってまだまだありますが・・・私は、国としての専業主婦率も関係していると思います。

 

日本の専業主婦率は45%ほど。それに対してスウェーデンは、なななんと専業主婦率がたったの2%なんです!!男も女も働くのが基本!!

女性はパートナーがいても働いてるし、働くのが当たり前、出産しても復帰するのが当たり前・・・・。

 

日本はそもそも、夫が働いて妻は家にいてもOK、という考えがありますよね。スウェーデンではそれはおかしなことになっちゃうという。何せ専業主婦率2%ですから!!

 

スウェーデンでは個人単位の課税になっていて、日本のように世帯ごと(夫が働いて妻が配偶者控除があったり)の課税ではなくて、年金もすべて個人単位。だから自分がちゃんと働いておかないと将来受け取れる年金も少なくなってしまう。

 

政府としても、女性がパートタイムだと労働力としても小さくなるし、将来の年金受給額も少なくなるし、できるだけ女性をフルタイムで働いてもらおうと策を練り、そのために育児休暇の制度などを充実させていく路線となり。

 

子どもを産んだら、教育費も医療費もスウェーデンでは基本無料。ちなみに歯の矯正も無料だそうですよ!(18歳までなら)

 

日本でいう保育園にあたる施設も6分の5は負担してもらえるから自己負担額はほんのちょっと。至れり尽くせりで、とにかく女性は出産関係なく働こう!って流れです。

 

男女平等に働くのが当たり前な社会、個人で自立することが求められてる社会だから・・・育児休暇も男性が取るのは当たり前。

 

でもスウェーデンも昔はもっと違っていて、スウェーデンの人曰く、今の日本は「1960年代のスウェーデンみたいですね」とのこと。変わる、ってことを実践できる、ってことですね。

今じゃあ・・・・男性側は、女性を「支える」じゃない。彼女を支えるために育児をするのではなく、親として責任は平等だから、だから育児をするんだ、という考え方が浸透している。

ここが・・・違いますよね。日本だとどうしても男性側は、奥さん、パートナーを「支える」「支えてあげる」という意識になりがち。なんなら「助けてあげてるんだぞ」感が出ちゃう人もいる・・・。

育児って女性を男性が支えるものではなく、平等に責任を担っていくもの。その意識がすごい。

 

私は、男性が育児休暇を取るのには賛成派です。

 

それは、男性が育児をメインでやってみることで、女性側の大変さが理解できるようになるから。育児ってこんなに大変なんだ、育児しながら家事するってこんなにしんどいんだ・・・・ってことがちゃんと理解できるようになるから。

 

それは私自身が感じたことでもあったから。息子を産むまでは、出産もここまでしんどいものだとは思ってなかったし、産後の体のつらさとか、新生児におっぱい飲ませておむつ替えて・・・ってだけで時間がすぎて、睡眠不足でフラフラで、家事どころじゃない、ってことがしみじみわかったから。

 

子どもの相手をしながら毎日過ごすってことが、ここまで大変なことだったとは・・・・世の中のお母さんたち、すごすぎる!!なんじゃこれ!!!!ってことを、腹の底から感じられたから。

 

世の中のお母さんたちのことを、心からすごいと思うことができた。それは私にとってものすごい収穫だったのです。

 

体験すると、ほんとによくわかる。仕事のほうが100万倍楽じゃんと。好きな時にトイレも行けるし、トイレしてる間泣き叫ぶ絶叫の音を聞かされることなく大でも小でもできる。それだけでもものすごく幸せじゃんと。

 

仕事は自分のペースで成果を出せるけど、子どもを相手にしてたら・・・予定通りに何かをするなんてもう無理。自分の予想通り、期待通りになんて何一つ動かない。すべてを受け入れて過ごすしかない毎日。さあ子ども預けにいくぞ、と思った瞬間うんこぶちまけられたりそれを手で触って畳に散らかされて・・・・とかが当たり前のように起きる、それが育児・・・・。そこまでののことって大人だけがいる仕事の世界では起こらないですもん・・・・。

 

仕事で食事を作れば感謝される。でも育児中は、作っても作ってもこんなもの食うかー!と床にぶちまけられギャン泣きされて、ってことが当たり前のように起こる。いや疲弊度半端ない。

 

おっぱい飲ませようとすれば嚙みつかれ。血が出て。でもどんなに痛くても飲ませなきゃいけない。てのも育児。

 

もちろん嬉しい瞬間、この上ない幸せを感じられる瞬間もたくさんあります。でもしんどすぎることもたくさん起こる。この大変さを共感してくれる人がいるかどうかで、育児のストレスは激減します。

 

つるの剛士さんが言ってました。4人目のお子さんが生まれる時育児休暇とって(奥さんのイライラが増えてきて、いったん家庭に入らないとまずいぞと思ったらしい。でも周囲からはもうお前終わったなとか戻ってても席はないとかさんざん言われた)、上のお子さんへのお弁当作りも担当して、そしたらお弁当箱をすぐかばんから出してくれないイライラがわかったと。・・・そう、そういう日常の中の、こうしてくれー!でも思い通りにいかない、日常生活の中のちょっとしたこと・・・・それを共感してもらえるだけでも、めっちゃ嬉しい。
 

つるのさんは言ってました。

 

「とにかく最初はすごく新鮮で、子どものお弁当を作るのも、幼稚園の送り迎えも楽しかったんです。

でも、1週間、2週間経つにつれ、だんだんきつくなってきて。何が辛いんだろうと思ったら、毎日同じ時間に同じことの繰り返しなんですよ。

変化がない、そして誰にも評価されないのは、すごく辛かったです。」

 

・・・・うんうん、それそれーー!!そういうふうに、気持ちがわかるようになる、ってのが・・・大事だと思うんです。自分の知らなかった、誰かの気持ちがわかるようになる。

 

育児休暇って、単にパートナーが助かる、ってだけじゃなくて、誰かの気持ちがわかるようになる、ってことが・・・すごいと思うのです。共感力、思いやりが生まれるから。体験の力ってものすごいんです。

 

「社会に出て仕事をすると、『お疲れ様』『よくやったね』っていう評価があって、報酬もある。

でも、専業主婦の仕事はやって当たり前と思われていて、何も見返りがない。

何これ、辛いって思いました。

カフェでママ会をしたり、お弁当をインスタにあげたりする意味も、それまではよくわからなかったんですけど、やっとその理由が理解できたというか。」

 

そう・・・家庭の中に、自分の理解者がいる。それって、ものすごく大きなことだと思うのです。

 

理解者が誰もいない家。あるいは、理解してくれる人がいる家かどうか。

 

つるのさんは、育児休暇は休暇ではないと言い切ってます笑それはも男の“家庭訓練”だと。

 

「実際は、全然休暇じゃないですから(笑)。

はっきり言いますけど、最低2週間やってみないと本当に理解することは難しいと思います。

ゼロから一人で全部やる。たまに手伝いをやっても、あまり意味がないんですよ。

例えば『皿洗いするよ』ってそれだけ手伝っても、皿を洗うだけじゃなくて、排水口のゴミ、ペットボトルの仕分け、テーブルの子どもが汚したところを拭く…細々したところまで全部やって、皿洗いですから(笑)。」

 

・・・・・そうそう!!めっちゃわかるーーーー!!って人は多いのではないでしょうか?皿を洗って終わりじゃねえ。子どもをお風呂入れるのも、お風呂入れて終わりじゃねえ。そもそも着替えの準備とか脱いだものの処理とか汚れたところもきれいにしてとか石鹸切れそうなら買って補充するとか・・・・あらゆることが全て含まれるのであって。

 

細切れで「手伝った!!」・・・・と言われても・・・・って思う方は多いと思いますDASH!

 

つるのさんも、やってみて、体験して初めてわかったと。やるまではなんでママが怒ってるのかわからなかった、と。でも体験した今はなんでママが怒ってたのかわかる、と・・・。

 

つるのさんは言います。女性は出産を経験して、バージョンアップしていくと。でも男性はバージョンが変わらないまま。だから奥さんは夫の変わらなさにイライラするし、夫は奥さんが変わって変化に戸惑う。

 

「端末のOSが変わったら、当然アプリもOSに対応できるかたちにバージョンアップしないと使えなくなっちゃうでしょ? 

それと同じことが夫婦でも起こる。

バージョンがズレたまま無理に互いを機能させようとして、クラッシュしちゃう。
結婚当初とずっと同じバージョンでいつづけた俺というアプリは、子どもを産むたびにバージョンアップしていく奥さんのOSに対応できなくなっちゃったんです。」

 

そう・・・・女性側がどんどん変わって、それに対応できない男性側は・・・・つるのさん曰く、「いつか捨てられる」!!笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

つるのさんは、奥さんに捨てられたくなかったから、必死に自分をバージョンアップさせるために・・・育休を取ったのだそうですにやり

 

そうはいっても、収入が男性側しかなくてそこに保証も貯金もなかったら、ためらいは出て当然だと思います。その点、スウェーデンはすごいなと。ただ・・・スウェーデンで働くと、収入の半分は税金で持ってかれます!!(衝撃)

でもスウェーデン人は、税金を払えば恩恵も多いことを理解しているのだそう。

番組で出ていた彼は・・・「僕らスウェーデン人は、税金が大好きなんだよ」・・・と言ってました!!!ポーンポーンポーン

 

税金大好き。・・・・・なんて言える日本人、おるかいな・・・・??その差かな・・・・。

 

とはいえ、日本のシステムが変わるのを待ってから育休を取ることにするのも遅すぎるような。だから・・・やっぱり取れる人はどんどん取っていけばいいと思うのです。そしてそれを発信したり。流れは確実にちょっとだけでも進んでるはずなので。

 

会社側から不当な扱いを受けたら相談できる窓口もあるし、SNSで拡散されてヘルプが入るケースもある。一人じゃない、ってことは大きいと思います。

 

そして・・・やっぱり家庭の中に、理解者がいる、って基本を、自分も感じて、子どもたちにも感じさせてあげればいいと思うのです。

 

夫婦がお互い理解しあってる家庭に育つのか、「あの人はわかってくれない」といつも思ってるオーラを浴びせながら子どもを育てるのか。・・・どんな栄養素を与えて育てるかは、親が選べます。

 

子どもって、物質の食べ物だけでは育ちません。家庭内のエネルギーを食べて育っていきます。なので、どんなエネルギーという栄養素が家の中にあるかは、とっても影響力のあることなんですよね。

 

振り返って私自身・・・・夫はやっぱり理解はしてくれなかった気はしますが・・・・でも、諦めずに私のそばにいようとしてくれてる姿がありがたいと思っています。なので夫からは、理解は無理でも、それでも一緒にいられる可能性はある、ってことを教えてもらいましたにやり

 

何はともあれ、育休を取ることで、家庭内の理解者が増える流れが増えていくのは素晴らしいことだと思いますニコニコ

 

それでは皆様、 今日も明日も素敵な一日をお過ごしくださいアップ