7月11日(日)の東京浅草イベント、満席となりました
ただし前日(17:30~)とイベント当日(19:00~)、イベントの次の日(11:00~)の、浅草某カフェにてのティータイム、スピリチュアルカウンセリングにはまだ空きがあります。
お問い合わせは natsue58@hotmail.com までお願いいたします。
奄美大島にはもう10回以上上陸しています。
今年行ったとき、小松→羽田→奄美大島、というルートで行き、奄美に着いたらまずレンタカーを借りて・・・そしてそのままホテルに直行するのではなく、どこかに寄ってからホテルに行きたいな~と思い、家族が一緒だったらまず行けなさそうなところで・・・いい場所を見つけました。
それは・・・大島紬村、です!!
あいにくの天気、雨でしたが、入り口にちゃんと貸し出し用の傘があって助かりました(私は傘を持たない人間なので・・・)駐車場は向かい側にたくさんあります。
入り口から、なんだか本州とは違うムード、植生が広がります。
少し進むと受付があるので、そちらで入場料を払います。500円ぐらいだったかな?ショップの利用だけなら入場料はいらないはずなんですが、敷地内を見て回るにはお金がかかります。私は少し待ったらちょうどツアーが始まる時間だったので、待合室でしばし待って、説明つきのツアーに参加することに。大島紬の生産の仕方、製造工程が見れる20分程度のツアーが随時行われているのです。
待合室で待ち、私ともう一組の親子の方々と3人でまわることに。
この敷地の中を見てるだけでも面白かったです。きれいに手入れされた敷地です。
ここで実際に大島紬が作られているんです。着物好きとして、大島紬はやっぱり、時めくキーワードです!とはいえ私自身は、大島紬は本物かどうかよくわからないものを1枚しか持っていないんですが・・・・(大島紬という話ですが、何ぶん証紙がついてないので・・・・)
大島紬って、車輪梅という木を使う特徴とか、全然知りませんでした。というかたくさん説明されたのにメモをとってなかったから、全然頭に残ってねえ、やばい・・・!!やっぱり常にメモって取るべきだなとあとで反省しました・・・・
実際の製造工場。見本の糸なんかも触らせてもらえましたよ!すごくしっかりした糸でした。
車輪梅を小さくして釜で煮出して、その液に浸けること何十回って言ってたっけ・・・確か80回?とか言ってたような・・・・(正確には忘れちゃいました、スミマセン💦)とにかく、説明を聞いてるあいだ、えーーっ!!マジで!??ありえない!!!!・・・ってことの連続でした。こんなに手間がかかってるなんて・・・・そりゃ高く買わないとダメだなとしみじみ思いました。
車輪梅に含まれるタンニンが、泥と反応して、濡れ羽色のような美しい黒、になっていくのだそうです。
実際に泥田で染めを行なっている光景も、見ることができました!!
これもただやればいいってものではなく、熟練の技が必要で、しかも何回も何回も繰り返さないといけないことで。その手間たるや・・・すごすぎです。そしてやっぱりいい泥田じゃないと美しく染まらないそうで、この泥田じゃないとダメとかあって、どこでもいいってわけじゃないそうです。まさに自然の神秘。自然がくれた贈り物ですよ・・・・。
敷地内をまわって、実際に機織りをしているところも見せてもらえました。白大島が最近の私の気になってる対象なんですが、説明コーナーに白大島もありました。
この、大島紬ができるまでなんですが・・・・説明聞いてて、ぶっ飛びました。倒れるかと思いました。気が遠くなりました。だって・・・・・ちょっと気が遠くなる作業工程なんですよ。糸を染めるところからして、こういう図柄だからこういうふうに染めて、っていうことが決まってて、その通りに、寸分たがわず、ほんとに細かい方眼紙みたいなものに、ここはこう、って指定があって・・・・その通りに作業していくって・・・・うう、とにかくうまく説明できないのですが、あまりにその作業工程がハードすぎて、私は正直途中で理解しようとするのをやめたくらいなんです!!もう自分の頭じゃついていけなかったんです!!!恥ずかしながら・・・・・
先に設計書を作って、それに合わせて先染め、ってのが・・・・もう・・・・私には無理です・・・・。どこが何色になるか、を全部計算して、なんて・・・・絶対私にはできない作業だ・・・・。
織る作業も・・・・気の遠くなる作業で。もうねえ・・・私には絶対無理、ってこれほど強く思った瞬間はなかったです。一日頑張っても2,30㎝しか進まないなんて・・・・。私には絶対できない種類のもの、世界がここにありました・・・。気をつけなきゃいけないことがありすぎるんですよ。工程も複雑で長すぎますし。ちょろっとこの観光客に説明するだけでもそんなんだから、実際にはとんでもない作業だなと・・・。
大島紬、恐るべし。一言で言えばそれです。これは別のところで言っていた方の言葉なんですが、織る時って、自分の心が平常心じゃないといけないそうです。自分の心が乱れてると、すぐそれが糸に反映されてしまう。そこには正直なお互いの映し出しがあるというか、自分がまっさらじゃないといいものができあがらない。
じょうずに、とかそういうことも思う必要はなくて、その織り手の方は、「平常心」と言ってました。落ち着いた、乱れていない心。そう考えると、機織りって、瞑想みたいな感じ化も・・・・
だって、機織りの音とかリズムって・・・・なんか、古代を思わせないですか?私たちの中にある、はるか昔の時代の、その時代の音、リズムが呼び起こされるような感じ。こうして、心を無にするとか、ただただ平常でいるとか、心を落ち着かせる作業ってものが、昔ながらの生活ではあちこちにあったんでしょうね・・・・そこが現代社会とは違うところなのかも。
この大島紬村に来て、説明は正直自分の理解力を越えたところが多かったのですが、とにかく・・・大島紬のすごさは知れたと思います。最後に、敷地内をぐるっと回って、ショップに着いてツアーは終了。
雨の中の散歩も楽しかったですね。
ショップでは・・・・正真正銘、ほんまもんの大島紬が見れます!(写真は撮れませんでした)私は7マルキ、9マルキとかも全然知らなくて、そうしたことも知れてよかったです。
素敵なお品物はたくさんありましたが・・・・まあ当然ですが、手は出ない(;^_^A 買うなら・・・町の中心部のリサイクルショップとかにないかなあ?と思いました。今回は回る時間はなかったのですが・・・。
大島紬はやはり地元に根付いていて、成人式で着たりなんかも普通にあるそうですね。そういうのって・・・いいですね。着物って、「いのち」があるものだと思うんですよ。私にとって着物を着ることって、いのちを繋ぐ行為、と同義語だったりします。
そして、これだけ手をかけられて自然の力を借りながらできあがったものって、絶対パワーに溢れてると思うのです。ファストファッションもいいけど、こうした、パワーあふれるもの、いのちといろんな力が集結したもの、を身にまとうって・・・すごいことなんじゃないかなあ?と思うのです・・・・。
そして、大島紬ですが・・・・実は、スピリチュアルな要素があるそうなんです
大島紬は、奄美大島の決まった地域の泥田じゃないとうまく染まらない、鉄分が多くないときれいに染まらないそうなのですが、鉄分が多い土壌なわけは、その昔・・・隕石が落ちたから、という話があるのです!隕石の鉄分のおかげで、この独特な泥染めが可能なのだというのです。
そして龍郷町のとある集落では、各家庭に隕石のかけらがあったとも・・・・実際にクレーターがあるんです。奄美大島には。(「奄美クレーター」で検索すると出てきます)穴というより湾の状態ですが。
龍郷町、って・・・・めっちゃ宇宙、スピリチュアルを連想させる地名ですよねえ。だって「龍」ですもん。なんかありそうだな・・・・それにあの文様って、弥生人が考えたってよりは、宇宙人が教えてくれたような気がしないでもない・・・・(勝手な想像です!!)
太古の昔、宇宙人が教えてくれたものってたくさんあると思うんですよね。麻とか竹とかマコモなんかは、宇宙人が地球にもたらしたもの、なんて話もありますが
着るものにしても、はるか昔って、絶対、自分たちのエネルギーが高まるものを着てたと思うんですよ。そしてそういうものを宇宙人て教えてくれてたはず。
大島紬を着ることって・・・・はるか昔、何千年か何万年かの昔、奄美大島に墜落した宇宙の隕石のかけら、のエッセンスで染められたものを身に纏う、ってことならば・・・・なんかそれってすごいことだなって思います。ちょっと興奮するかも。着るものに、隕石のエッセンスが入ってるんすよ!!
そして、大島紬に使われている糸は、まゆの糸をを60個もよりあわせて作っているそうで、一反を作るのに必要なまゆの糸をつなげると・・・・なななんと、奄美大島から岩手県までの距離、長さになるそうです!!なんて長さ!!なんてすごさ!!いやそりゃもうこの着物に込められたエネルギーって半端ないっしょ、って納得です。
ただ私自身実はそこまで大島紬にビビビときてるわけじゃなくて、素敵だと思いますが、個人的には、絞りの着物が一番好きです大島紬だったら、やっぱり龍郷柄が一番好きですね。
最近、普段着で着物を着るってのがなかなか達成できてない面はあるのですが・・・遠出するときは着物!は守っています旅行も着物。断食合宿も屋久島も着物で行きましたし(活動日には別なものを着ましたが(;^_^A)イギリス旅行、オール着物も達成しましたが・・・・また海外に行くときは、やはり着物で行きます!!
着物って・・・・いいよなあ。そう思って・・・・またメルカリで今度は絽縮緬を物色してしまっている私です素敵なものがありすぎますよね・・・・ミニマリストであるはずが、着物の数はそこまで減ってないですね・・・(;^ω^)
それでは皆様、 今日も明日も素敵な一日をお過ごしください