今日は、幼稚園で行われた、


「土の味」さんの講演会に参加してきましたビックリマーク



「土の味」代表の山内さんは、21歳の時から中央市場の仲卸に携わっています。


少しでも高く買って欲しい野菜の生産者と、


一円でも安く仕入れようとするスーパーとの間にたつなかで、


どうせ値切られるなら、と 肥料をバンバン使って野菜を作る選択をする


生産者の姿を数多く見てきたそうです。


例えばほうれん草なら、いい育て方をすれば年間5回収穫できるけど、


肥料をバンバン使えば年間10回収穫できる。


それなら・・・肥料を使うという選択をする人も多くなるでしょうね・・・


どうせ安く買い叩かれるなら。






まずは 土の味さんが全国から厳選した野菜たちの試食!


山口のレンコン、 昔ながらの男爵いも、 甘くておやつにも最高のメーク


(とあるミシュラン三ツ星のお店指定のメーク。スーパーには売られてない)、


そしてとある五つ星ホテルで御用達の、あま~~いキャベツに、 プチトマト、


さらに今回は 香川県で 50年以上無農薬で作られている人参を使った


その場で搾りたてのにんじんジュース!!!


もう・・・どれもこれも、ほんとに感激する美味しさ。そして甘さ。


キャベツも、生のままなのに・・・信じられないくらい甘い!!


さらに、このにんじんジュースの甘さとコクといったら!!!





そして 今回の目玉、残留硝酸態窒素の測定。


野菜は、ただ無農薬・有機栽培であればいいというものではありません。


農薬を使ってなくても、化学肥料・有機肥料の使用により


土には硝酸態窒素が残留しています。


この 残留硝酸態窒素の値が 3000ppmを超えると


ヨーロッパでは生では決して食べないという基準があります


しかしながら・・・ 日本にはそれを定める法律がありません。


その理由は。 多分皆さんおわかりだと思いますが・・・


日本は、世界一の肥料王国だから。


そして、本当に値を測定しだすと、


とあるスーパーの葉物の 95%が 販売できなくなるそうです。


それくらい・・・基準を超えたものばかりが売られているのですね、日本は・・・


農水省の中では この基準を出すと 日本は大混乱に陥るから


今は 放射能のこともあるし 経済界にも大打撃で大混乱を引き起こすし


しばらくはこの話(基準を公表し法を整備する)は 出さないでおこう、とされているのです・・・


経済のために 私たちの健康、 そして未来を担う子どもたちの健康が犠牲にされている。


全くこの日本という国は、一番大事なものを大切にできなくなってしまっています。




さて 土の味さんが厳選した野菜のppmは。



 

めちゃくちゃ甘い!!プチトマト。 270ppm です。


きゅうりは 130ppm でした。


これらは3000ppm以下なので、生で食べても大丈夫。


次にほうれん草。



土の味さんのほうれん草は、 1100ppm です。 生食もOK!


実際食べてみると・・・ 土の味さんのほうれん草、


もう、生なのに甘い!甘い!!


特に茎がジューシー。 皆さんも口々に甘いね!を連発。


それが、スーパーのほうれん草になると・・・



5500ppm です。 生では食べられません。


でも、ほうれん草はたいがい湯がいて食べますが・・・


じゃあ、「サラダほうれん草」 として売られてるものはどうなのか?



はい・・・ 6000ppm !!! 生では到底食べられない基準のものが、


「生食OK」 「サラダOK!」 として 売られている・・・


ヨーロッパの基準の2倍のものが・・・


生で食べてみると、ものすごい苦味を感じます。


山内さん曰く、機械を使わなくても、生で食べることで、


誰でも数値の高い低いは感じ取れるそうです。


甘ければ、OK。 苦味を感じたら・・・ 生で食べるものではない。




ちなみに・・・ とあるところの、オーガニックのほうれん草も測定したのですが・・・


それは、 4600ppm でした!!!


有機栽培だからといって、安心できないのです。


確かに・・・ オーガニックだからといって、葉物って、


美味しいかというと・・・必ずしも、そうではないですよね・・・


私は、そういうところの葉物を買って、でも蒸しても全然苦かったりして、


きっと私の蒸し方が下手なのね・・・と 思っていたのですが。


私が下手だったんじゃなくて、実際数値が高くて甘くなかったんだ、と確認。




山内さんは言います。


無農薬だからといって、窒素が溜まらないわけではない。


肥料を使うことでどうしても窒素は残留する。


なので、その窒素をどう抜いていくかが大事だと。


ある意味、家庭菜園をやってる人達が、ものすごく危険。


無農薬だからって、安心しきっているから。


問題はそこではない。


私も家庭菜園のお野菜をいただく機会がありますが、


そこまで・・・美味しくないものも、正直、あります。


それはやはり、農薬だけの問題ではなかったからなのですね。


農薬は使わずとも、無肥料でやってるところはまずほとんどないでしょうし、


つまりは窒素が相当残留していたんでしょうね。





そして・・・ 生で食べることが多い水菜の測定をしたのですが。


・・・じゃ~~ん!!!



・・・もう、測定不能状態!!! 9900ppm!!!!


水菜って・・・ 残留しやすいんですね・・・


それなのに生で食べようとするのは、無謀と言えるんですね。


で、この水菜・・・ 試食してみましたよ、ええ・・・


そしたら!!!


もう、苦くて苦くて・・・ 思わずよろけました!!!


頭をガーンとどっかに打ち付けたい感じになる苦さ。


これは・・・ まずいです・・・


だからドレッシングとかいろいろかけて味付けするんですね・・・





お話の中で この 残留硝酸態窒素を減らすコツや


逆に 増やしてしまう調理の仕方などのポイントのことも出てきて


聞いてて なるほど~と ためになる知識も!!


こちらの土の味さん、無料で勉強会を開いていらっしゃるのがすごいです!!




このあと ホールでは土の味さんのお野菜の即売会も開催され・・・


えっ!?いいんですか!??


ってくらいのお値段で 売られていたので 


もう 皆さん群がる、群がる!!!


私ももちろんゲット(笑)


最近こちらの土の味さんの宅配も利用しだしているのですが、


やっぱり美味しいので、すっかりファンになってる私です。




また 土の味さんの勉強会に参加したいな~と思いました音譜


こういうふうに お金儲け第一に考えるのではなく


本当にいいものを 皆に知ってもらいたい、 という


使命感のようなもので 突き動かされている方々の存在は


ほんとにありがたいですし その姿勢と活動に 頭が下がります。


そして こういう方々がいらっしゃるので 


まだまだ日本は捨てたもんじゃないな、とも思えますねアップ





それでは皆様、 今日も素敵な一日をお過ごしくださいドキドキ