皆様こんにちは
北海道ではすでに大雪になっているようで、
都内も急激に寒くなりました。
冬を感じる気候になりましたので、
今日はクリニック内も冬を感じるキーワードが飛び交っています。
その中で、話題に上がったのが「どんど焼き」です
みなさん、どんど焼きってご存知ですか??
私は懐かしい~と感じる行事でしたが、どんど焼きとは?となる人もいました。
どんど焼きとは・・・
小正月(1月15日)の行事で、正月の松飾り・注連縄・書き初めなどを家々から持ち寄り、一箇所に積み上げて燃やすという、日本全国に伝わるお正月の火祭り行事です
一般的には、田んぼや空き地に、長い竹や木、藁、茅、杉の葉などで作ったやぐらや小屋を組み、正月飾り、書き初めで飾り付けた後それを燃やし、残り火で、柳の木や細い竹にさした団子、あるいは餅を焼いて食べるという内容で1月15日前後に各地で行われます。
どんど焼きの火にあたったり、焼いた団子を食べれば、その1年間健康でいられるなどの言い伝えもあり、無病息災・五穀豊穣を祈る民間伝承行事です
最北端が秋田県、最南端が鹿児島県で実施されているようですが、実施時期は東北地方から九州地方まで、ほぼ1月14日ないし15日に実施されています
子供のお祭りとも言われ子供会などで行われることが多いようで、私も子供の頃行ったな~団子食べたな~という懐かしい気持ちになりました。
親になったらまた参加するのでしょうか
日本は世界最古の歴史があり、このような伝統行事は沢山残っています。
日本が平和であるのは1000年も続く祭りの伝統が残っているからだとも言われています。
伝統を継承することはとても大事なことです
現代社会は目まぐるしく変化し新しいモノが次々と生み出されていますが、それは古きがあってこそかと。
食文化においても、現代の日本の食生活は和洋折衷、インスタント食品やコンビニなど多種多様ですが、
「和食」は江戸時代から継承されていて
ユネスコの無形文化遺産に登録されている素晴らしい食文化です
その特徴は
「多様で新鮮な食材とその持ち味の尊重」
「栄養バランスに優れた健康的な食生活」
「自然の美しさや季節の移ろいの表現」
「正月などの年中行事との密接な関わり」
だと言われています
また料理や調理法だけでなく
「いただきます」や「もったいない」という
「自然の尊重という日本人の精神を体現した食に関する社会的慣習」
も日本人ならではです。
和食は醤油・味噌・塩などを基本的な調味料とするため
日本は世界的にも塩分摂取量が多い国として知られていますが、
季節のものや新鮮な素材の味、だしなどの旨味、レモンや酢などの酸味、ゆずやネギ、山椒や唐辛子などの香味野菜や香辛料を活かすと塩分を減らしても美味しく頂けるというところもまた
和食の良いところです
みなさんもいま一度、日頃の食生活を振り返り、
和食の良さを継承しながら良い部分を取り入れて美味しく健康的なお食事をしていきましょう
それではまた