皆さんこんにちは。


今日は香りと健康に関する話題です。


鳥取大学医学部教授の浦上克哉先生が研究したアロマ療法で

4種類のアロマオイル(ローズマリー・レモン・ラベンダー・オレンジ)


アロマオイル用のペンダント

という簡単な方法で、

既に認知症の人でも薬物投与と同等程度に改善可能、
✿かなり物忘れが多い認知症予備軍の人でも正常に戻る


という発表がなされました。


香りと脳にどのような関係があるかということですが・・・



わたしたち人間が5感(視覚・味覚・聴覚・嗅覚・触覚)のうち


視覚と聴覚が発達していると言われています。



これらは「精神に近い感覚」と言われ、比較的最近になってから発達しました。

大脳新皮質で支配されています。



一方で、嗅覚は人間ではあまり発達しておらず研究も少なく明らかにされていない部分も多いのです。


香り、匂いをどういうふうに感じでいるかと言うと


鼻腔の内側にある嗅覚神経が集中している嗅上皮にいき

そこから大脳緑辺系に届きます。



大脳緑辺系は古い脳で、原始的できわめて本能的な感覚を司っていると言われています。

ねずみや爬虫類などの動物ほど発達している様です。




食べものが安全かどうかを判断したり、

異性を匂いで嗅ぎ分けるなど種族保存に大きく関わっています。



また、大脳緑辺系では

感情や記憶の情報も司っており、


嬉しいことがあった時に嗅いだ匂いを嗅ぐとそのことが思い出されたり、

反対に嫌なことがあった時に嗅いだ香りをかぐとそのことがよみがえってきたり、

おさない頃住んでいた家に咲いていた花の香りや給食の匂いがすると

「懐かしい」という感覚になったり・・。




ラベンダーの香りでの実験ではほとんどの人にリラックスをしているときに見られるα派の増加が見られたり、

ウイスキ―の香りをかぐと脳血流量が増加したりというデータもあるそうです。



これは大脳緑辺系が感情をもコントロールしているということになります。




思考的ではなく

感情的な原始的な嗅覚を司る香りや匂いというのは研究は少ないにせよ

人間の重要な部分を支配していると考えられます♬






料理にも、ハーブを使用して減塩をしたり、ハーブティを飲んで

心を落ち着かせたり、

美味しいものの匂いを嗅ぐとお腹が空いたりということで

香りや匂いはとっても重要です。






ぜひ皆さんも、

認知症を予防したり、ストレスを発散したり、料理を楽しんだりするために

香りを活用してみて下さい☆



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