市政報告チラシの作り方⑤ 実践編 用紙サイズの選び方 | 戦ふ最前線DX Powered by Ameba

市政報告チラシの作り方⑤ 実践編 用紙サイズの選び方

さて、実践編です。

前回までを読んでない方は、先に読んで下さい。

①チラシのタイプhttp://ameblo.jp/morooka1233/entry-12251518224.html

②作成手法http://ameblo.jp/morooka1233/entry-12251534816.html

③個人か機関誌かhttp://ameblo.jp/morooka1233/entry-12251534816.html

④どうやって作るかhttp://ameblo.jp/morooka1233/entry-12252486707.html

 

今回からは実践編。

先ずは用紙のサイズを決めます。

※機関誌タイプでも個人チラシでも考え方は同じです。但し、機関誌タイプでサイズが決められている場合は、そちらの指示に従って下さい。

※プロと協力して作るにしても、先ずはサイズは自分で指定しなければいけません。

 

サイズの決定

考え方としては、

◎年に1回以下の発行なら大型サイズ(A3以上)で大量の情報発信を狙う。

◎年に3回(季節毎)以上発行するなら、A4サイズ一択。

◎年に2回ならB4以上で。

・・となります。

 

【年に1回の場合】

年に1度の発行で大型サイズを使用するのには理由があります。

①1年分以上の報告なので、必然的に原稿量が増える。

②目にする機会が年に一度しかないので、目立たなければならない。

・・この場合の大型サイズとは、A3サイズ以上を意味します。

たくさん書くことがある、或いは数年に一度の発行ならば、複数枚にして『冊子』にするのも良いでしょう。

が、私の経験上、冊子タイプにすると紙面を埋めるための『無駄な記事』が増えて、全体的なクオリティーが落ちます。又、全部読む読者はいません。

記事の内容によほど自信が無い限りは、A3一枚を真ん中で折って、A4の4ページにするタイプで十分です。記事で取り扱うネタを精査して良いものを作りましょう。

 

 

【年に3回以上発行する場合】

年に3回以上発行するならA4一択です。他の選択肢はありません。

理由を述べます。

①モチベーションの問題

②読者側の問題

③お金の問題

まず、製作者(あなた)自身のモチベーションの問題です。

毎回大型サイズで大量の原稿を必要とする場合、3~4カ月に一度の定期発行が重荷になり、やがてサボるようになり、廃刊します。以前の私がそうでした。

大切なことは『定期的に発行している』という印象を持って貰う事なのですから、廃刊になるのは致命傷です。

ですから、負担にならないように、原稿量は少なめに抑えた方が良いのです。

もう一つの理由は『読者サイド』にあります。

そもそも政治のチラシなんて、ほとんどの人が読みたくありません。

にもかかわらず、頻繁に大型チラシを届けられたら『食傷気味』になります。

理想を言えば、生活の迷惑/負担にならず、『5分程度で読み切れる記事(原稿量)』がベストです。

そして最後は経費の問題。

当然ですが、用紙が大きくなるほど経費も高くなりますから、年に数回発行するならば、安上がりなA4がおすすめです。

そう考えていくと、季刊発行ならばA4サイズがベストだと断言します。

年に6回以上ならB5でも良いと思います。

 

【では年に2回だとどうなるのか?】

年に2回というのは微妙と言うか中途半端というか、なんとも言いにくいのですが、A4ではパンチが弱いと思います。

私の経験上、『よく発行しているね』と思って貰える分岐点は年に3回以上です。

年に2回以下だと『時々見掛けるね』という評価が一般的だと思います。

年に2回なら頑張ってA3、或いはB4くらいが良いのではないでしょうか?

 

 

ここまで読んで、『ちょっと待て。先にサイズを決めるのはおかしくないか?』『原稿を書いて、それに合わせてサイズを決めればいいじゃないか』という反論もあろうかと思います。

その考え方は、人生で一回しか出さない、又は思い付きで発行するチラシならそれで良いですが、定期的なチラシにするなら、サイズは毎回統一すべきです。

同じサイズ、同じデザイン、同じ色調、同じ時期であることが大切なので、一回目の思い付きでサイズを決めると後でえらいことになります。

 

 

さて、ついでに発行時期についても述べてみます。

 

最適な発行時期はいつなのか?

 

結論から書きます。

いつでも良いです。

但し、決まった時期に定期的に発行しましょう。

又、『滅多に出さないチラシ』ならば、選挙直前は控えましょう。

いかにも選挙目当てみたいで、有権者からバカにされます。

そもそも『市政報告』が目的なのですから、そういうことは考えてはいけません。

しかし、選挙から逆算して、例えば4月の選挙なら『毎年8月と3月に発行する』と決めて、定期的な習慣にしてしまうのは有効ではあります。

 

地方議員の場合、3月6月9月12月の『3の倍数月』が定例議会である事がほとんどなので、

季刊発行ならその間の月、つまり4月、7月、10月、1月・・又は5月、8月、11月、2月というのがおすすめです。

 

年に一度ならば、お正月又はお盆の時期に合わせると何かと都合が良いでしょう。

特に正月とお盆は親類が集まったりする季節なので、話題にもなりやすくおすすめです。

 

年に2回ならば・・上記と同様に正月とお盆の季節でしょうね。

 

年に3回ならば・・もうめんどくさいので4回にしましょう(笑)

 

年に5回以上ならば・・それだけ発行していれば知名度十分なのでいつでも良いです。

 

いずれにせよ、毎年決まった時期に出すことが大切です。

バラバラの思い付きで発行すると、本当に『思い付き』だと思われます。

定期的に発行することによって、『あの人はいつも頑張ってるな』という評価につながるのです。

 

ということで、次回は紙面の構成について書きたいと思います。

・どんな内容(ネタ)を書くべきか?

・書いてはいけない内容は?