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気分が良かったので・・・

今日というか、日付が変わったので昨日17日、

ふらっと富士山に登ってきました。

一昨日色々あって、気分が良かったのです。

息子と色々と話していたら何故か富士山の話になり、急遽登ることになりました。

完全な思い付きでした。
※良い子はマネしないで下さい。


明日(17日)の天気を調べてみると良好で登山快適度はAランク。

体力的に極度に衰弱していたので不安はありましたが、

こういう事は思いついた時に実行しないと行く機会がない・・と決意し出発。

夜中の高速をすっ飛ばして朝4時半頃に登山口行のバス停に到着。
※最近は登山口までマイカー規制があって、シャトルバスでしか行けないようです。

ここで問題が一つ。

実は現金を1万円ちょっとしか持っていなくて、
『どっかのATMで降ろしていけばいいや』という前提だったのですが、高速のサービスエリアにはATMがなく、高速を降りてからのコンビニも私の三重銀カードは朝の7時からしか使えないと表示され、お金を降ろすことができなかったのです。
息子も現金を持って来ていないというし・・。

まあそれでも現金を使うことはあまりないだろうと考えてました・・。
これが大失敗。

シャトルバスのチケットを買うと、一人1800円×2で3600円。
駐車場代も支払い、この段階で残金6千円です。

いいのか? これで・・と不安を感じつつ仕方ないのでバスにて出発です。

バスは5時半に出発し、6時過ぎに5合目に到着しました。
因みに登山コースは吉田コースです。
このコースは一番初心者向きで、登山客の凡そ6割はこのコースを選択するそうです。
この辺の事情は行きの車中で息子がネットで調べました。

関係ありませんが、私は学生時代に友人と登ったことがありますので、今回が2回目です。
その時のコースがどこだったのか覚えていませんが、今回の吉田コースではありませんでした。
全く私の記憶と違っていましたから。


バスが6時過ぎに到着し、そこで軽く休憩し6時25分に登山スタート。

私達の装備は・・
【服装】
Tシャツ1枚、半ズボン、スニーカー、帽子(着替えの予備、防寒用の衣服なし)

【持ち物】
サングラス、汗拭き用のタオル、ティッシュ

【食料品等】
朝ごはん、昼ご飯、ようかん、魚肉ソーセージ、カロリーメイト、スポーツ飲料1本、飴。
※全てコンビニ調達(現金温存の為おさいふ携帯で購入)

【雨具等の非常時対策】
絆創膏、日焼け止めリーム、筋肉痛用クリーム。
※全て自宅から持参。
※雨具は天気予報を信じて敢えて持たず。

はっきり言って
怒られるレベルの軽装
でした。
※一応言い訳しときますが、私は幼少の頃から山に慣れ親しんだ生活をしており、富士登山の経験もある事から、この軽装には自信がありました。防寒対策にやや不安はありましたが、しのげるだろうという判断です。雨具と防寒具、着替えも現実的に持参はしていたのですが、当日の天気予報等から勘案して、駐車場にて車中に置いてきました。


・・・

さて、疲労困憊の上に徹夜明けという最低のコンディションながら勇躍出発したバカ親子。

意気揚々と6合目に到着。
ここまで約30分。
実に軽快です。
が、財布の現金はどんどん減っています。
休憩所の山小屋でドリンクを買うと500円。トイレに入ると200円。
二人でドリンクを買うと、それだけで千円です。
これは想定していた事なので仕方ないのですが、精神的に不安が募ります。
※コンビニで飲料を買う時に、『山で買えば500円はする』『飲料は多めに持って行こうか』とも考えたのですが、疲労軽減の為に極力荷物を減らしたいと考えました。


まだ体力的には余裕がありました。

順調に7合目も通過し、
8合目到着は午前9時半過ぎ。

ネットで調べた標準タイムを上回るペースです。
※画像参照


が、ここら辺から体力の限界を感じ始めました。
とにかく
予想以上に寒い。
歩いている時は良いのですが、
立ち止まって休憩すると体が震えるほど寒かったです。
汗拭き用に持参したタオルは、最早その用途に意味はなく、むしろ防寒用のマフラーとして活躍していました。
防寒対策を怠ったことを痛切に反省しました。




ここから一気にペースダウンします。

息子は元気なのですが、私の方が駄目でした。


8合目から本8合目まで70分を要し、
本8合目から山頂までは80分を要しました。

そして到着は午前11時55分。
出発してから5時間半での登頂です。

一般的な標準タイムが6時間~7時間と言われている中での5時間半なので、まあよくやった方だとは思いますが・・。
たぶん息子だけなら4時間半くらいで行けたと思います。

ここで、記念写真。



そして凍えて死にそうな体を温めるために一杯600円のカップラーメンを食べました。
コンビニで買ったおにぎりと共に正に至福の時でした。
この段階で残金は千円ちょっとになりました。
かなり不安です。
山頂には防寒具も売っていましたが、どれも高くて手が出ませんでした。

本当はもっと山頂でゆったり過ごしたかったのですが、とにかく寒くて、体力のあるうちに下山すべきと判断し、滞在時間わずか40分で下山開始。
12時35分スタートです。

帰りは行きの登りよりずいぶん楽です。
足への負担は大きいのですが、何というか心臓への負担が少なく感じました。

因みに帰路には売店はなく、一気に駆け下り所要時間は3時間弱。
15時半には無事に五合目まで到着しました。

で、その後はATMでお金を降ろし、
日帰り温泉に入り、
晩御飯を食べて帰宅。

ハードな一日でした。

本来あるべき登山とはかけ離れたものでしたが、良い思い出になりました。

反省点としては、
雨具と防寒具は絶対に必要です。
※雨は降らないと確信していましたが、道中ずっと『雨降ったらどうしよう』と気になりました。雨具を持たないことは精神的に良くないです。
そして、お金は多めに持っていくこと。
売店は何から何まで高いです。
1人1万円は持って行った方が精神的に良いと思います。
理想を言うなら、水筒とか懐中電灯とか、アルミ毛布とか、2日分の飲料水や食料とか・・そういう装備も必要です。
天気を見極め、人並みの体力があれば、私達のような軽装でも可能と言えば可能なのでしょうが、おすすめはしません。

富士山をなめてはいけせん。