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序盤戦、早くも天王山!




国内屈指の激戦区・三重。

これまで民主王国と呼ばれてきたが、ここ5年は全県一区の大型選挙で3連敗中の民進党。
6年前の参議院選挙では国内最速の20時当確で自民党候補を瞬殺した芝博一候補(現職)で王国復活を目指す。

対して自民党は連勝の勢いに乗り、ここで勝って『自民王国・三重』を確立したいところ。
敵将・岡田克也代表の師である故山本幸雄代議士の孫を担ぎ出しての掃討戦である。


ここでさらっと3年前の選挙をおさらいしておこう。


自民/吉川候補=373035票(44.2%)
民主/高橋候補=317261票(37.6%)
維新/深尾候補=70779票(8.4%)
共産/中川候補=59231票(7.0%)

今回は民進党と共産党との連合体なので、上記の票は足し算してみなければならない。
すると
民共連合=376492票
・・となり、自民候補の票を上回る。

問題は維新票7万票の行方である。
これは後述する。

次に6年前のおさらいを。


民主党/芝候補=360697票(40.6%)
自民党/小野崎候補=293502票(33.1%)
みんな/矢原候補=178346票(20.1%)
共産党/中野候補=54806票(6.2%)

ここでも『みんなの党』がかなりの得票をしている事がわかる。

つまり、三重県には自民でも民進でもない票が一定数存在していることが分かる。

共産党は安定した5万票~6万票であり、これは今回も変わらないと思う。
おそらく勢いを加味して6万票オーバーになると思う。
※かわりに民進党はマイナス1万票は共産党に食われてプラスマイナス0となる。

さて、これらのデータをどう整理するか。

以下、私の勝手な予測である。

維新やみんなの党に入った票は、基本的に『自民にも入れたくないけど民主党にも入れたくない』という価値観が根底にある。
6年前の『みんな=17万8千票』は、3年後の前回選挙では『維新=7万票』にまで減り、自民党に10万票の上積みになっている。
このことから、『自民にも民主にも入れたくない票』は、『自民か民主か』という究極の二択になった際には自民に流れる傾向が強いと読める。

そういう考えで前回の維新票を見ると、7万票の内4万対3万程度の比率で自民にやや有利な分配になるのではないだろうか?

すると、
前回選挙から計算すると
自民373035票+4万=413035票
民共376492票+3万=406492票

・・となり、データ上からもほぼ互角の数字が見えてくる。

ここに『勢い』というものを加味すると、
・・・・正直よくわからない。

自民党には上げ潮ムードがあるし、
共産党にもいけいけムードがる。
一つ言えるのは民進党にはプラスになるムードがないこと。


そういう予断を許さない大激戦だからこそ、両陣営ともに必死である。

その意味で、今週末の四日市決戦は重要な意味を持つ。
県内屈指の大票田である四日市の勝敗は全体への影響力を持つ。
本来民進党の金城湯池である四日市で、自民党は勝負をかけてきた。
対する野党連合も政党名を出さずに市民連合として真っ向勝負である。

まだ投票先を決めていない人、
まだ投票していない人、
こういうチャンスを活かしてほしい。
せっかく同日の同時間帯に両候補が揃い踏みするのだから、
是非とも両陣営の話をじっくりと聞いて頂きたいと思う。
共に精一杯の演説であなたに訴えかけてくれると信じる。





日曜日の午後は
四日市駅前に行こう!