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駅前レポート ~とある昼下がりの出来事~



本日の近鉄四日市駅前。

12:30~
自民党青年局による
『拉致問題を風化させるな』キャンペーン街宣

14:30~
市民連合みえによる街頭演説


が、立て続けに開催された。


『どんな主張にも耳を傾けるべき』

をモットーとする私は、両方とも聞いてきました。



先ずは自民党青年局の街宣。



こちらは動員は掛けず、通りすがりの人に演説する辻説法スタイル。
当然ながら聴衆は0であるが、これは仕方ない。
しかし1時間の演説中、20人程度の人が弁士の衆議院議員に握手を求める姿が見られた。
なかなか人気はあるようだ。
弁士は衆議院議員1人、他市の市議3人。
残念ながら四日市の議員は一人もいなかった。
また、山本さち子参議院議員候補予定者の姿も見られなかった。
個人的にこのメンバーに一言感想を述べるなら、
『青年が一人もいない』という事。
皆素晴らしい経歴と博識を持った方なので、人物に不満はないが、
『青年局』と言うにはちょっと違和感があった。

さて、演説の中身について。
『拉致問題を風化させるな』というテーマであったが、拉致関係の話は全体の2割程度。
残りは安保法であったり、消費税増税先送りの件であったり、来るべき参議院選挙であったりと、テーマから大きく外れた内容だった。

拉致に関しては、
自民党は頑張っています
自民党が拉致被害者を救出します
5人を取り戻したのは自民党です
・・みたいな手柄話
をしていたが、
80年代前半から被害者家族の依頼があったにも関わらず、
88年にようやく拉致の可能性に言及し、
90年代になるまでこの問題を放置し、
完全に初動を誤った事実には一切触れなかった。

現在の自民党がこの問題に真摯に取り組んで頂いていることには感謝するが、
この問題を長期化させてしまった原因は自民党政権にあるということの謝罪もあるべきだと感じた。
また、拉致に関与した朝鮮学校に対する補助金に関して、自民党政府は『必要ない』と判断しているが、自民党の地方議員の多くが(知事も含めて)補助金に積極的に賛同している現実を知っている私としては、そもそもこの街頭行動に違和感を感じたことも事実である。
口だけでなく、行動で示して欲しい。

他の演説内容については、本日のテーマから外れるので割愛する。




次に市民連合さん。

こちらは全県から最低500人の目標で動員を掛けていたせいもあり、参加人数は主催者発表で『延べ300人』とのこと。
私の見た感じでは250人前後だと思ったので、この主催者発表はほぼ正確だと思う。



以下、参加者の様子を眺めていた感想を述べる。
先ず印象としては『若者がいない』という事。
平均年齢は60代だったと思う。

若者はポツポツと数人程度。
又、野党連携を強調していた割には民進党関係者の参加は皆無であり、プラカードの持ち方や並び方、人の配置等を共産党議員がテキパキと指導していた様子から、ほとんどの参加者が共産党関係者のように思う。
民進党の芝参議院議員が演説している最中に、私の前にいた男性が
『こんなんでは応援する気にならんで?(ならないよ)』
『もっと共産党の事も言うてくれやな(言ってくれなきゃ)』
・・と隣の人に話しかけているのを見てしまったことも、私が『その場にいたのが共産党関係者』だったと確信する理由の一つである。
動員人数に関していうならば、最低500人を目標にしていた割には少なかったが、四日市の街頭演説でこれだけ集めれば上出来だと思う。
ただ、民進党が本気を出せばこれくらい造作もない数字であり、正直『民共連携』は上手く行っていない気がした。ほとんど共産党ベースの集会であったと言っても過言ではない。



芝参議院議員の話はやはり上手かった。途中、街宣右翼と思われる街宣車に邪魔されたことでスイッチが入ったのか、終盤は選挙最終盤のような気迫ある演説であった。
話の内容については、ごくごく平凡な当たり障りのない内容で、特筆すべきものではなかった。
私は過去に何度も芝さんの演説を聞いているので、『芝さん、相当遠慮しながら話してるな・・』というのが正直な感想。

芝さんは10分程度でその場を離れ、その後は共産党の候補予定者や学者や学生がマイクを握っていたが、内容はテレビでよく見るシールズさんの演説と同じで、特段報告すべき点はない。


以上、報告まで。


































帰り道、駅前から500mほど離れた場所で

幸福実現党さん

・・の街宣車に遭遇したことは、
何かのご縁を感じました(笑)