金権政治、復活か?

民進党の公式見解として、
『選挙区内の有権者に対する寄付行為の制限(禁止)は政治家に対するものであり、政党支部はその規制の対象外である』
と政調会長が記者会見されました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160511-00000557-san-pol


実に興味深いです。

確かに法律には『政党からの寄付』は明示されていません。
しかし、
①政治家の後援団体からの寄付
②政治家の関係企業や団体からの寄付
は明確に制限されています。
参考
http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo08.html#chapter2

当たり前すぎてこれまで誰も気が付かなかったけれど、これは法律の盲点なのかもしれません。

これが適法であるとすると、今後多くの政党が地域の葬式や祝典(祭りや入学式など様々な式)に『お花』や『お金』を出すことになるでしょう。
例えば地域の夏祭りなんかでも『お祝い』として1万円程度は包むことが常識になるかもしれません。

金権政治への逆戻りですね。

正直言って、民進党はそういう『金権政治』に対しては批判的なポジションだと思っていたので、個人的にはショックです。

『適法だから良い』ではなくて、『あるべき論』で判断して欲しかったです。