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国民の右傾化について考える

はじめに断わっておくが、私は自他ともに認める「右」である。
これまでにも、議会でいろんなことを提言してきた。
一例としては・・
議場への国旗掲揚を提言(←掲揚実施)
尖閣問題への国への意見書の提出を発議(←提出)
朝鮮学校への補助金廃止を発議(←廃止)
等々。


さて本題に入ろう。
最近、特に若い世代の右傾化が目立つようになってきた気がする。
ネットの世界では「ネトウヨ」と呼ばれる人達が幅を利かせている。

本来、安定した社会では「右」や「左」の人は少数派であるのが普通であり、
それぞれ一割も居れば十分なのだと思う。
つまり「右寄り」が一割、「左寄り」が一割、ノンポリが八割・・という具合に。

国が傾くとき、国民は右傾化し政府も右傾化する・・と言うのは歴史上の事実であり、又、国が豊かになると「左思考」の人が増加するというのも事実である。

私の推測であるが、若い世代の人達は、「自覚のない将来への不安」を肌で感じているのではないだろうか?
分かりやすく言うと、自分では意識していないが心のどこかで得体の知れない「恐怖感」を感じているのだと推察する。
当てにならない年金制度、結婚して子供を持つことができるのか?、厳しい雇用情勢、増え続ける税金、自治体や国の巨額な借金・・
不安要因はいくらでもある。

だから無意識に「右傾化」する。
しかも、
国を守ろう!⇒誰から守る?⇒中国や韓国、在日は敵だ⇒それを擁護する民主党も敵だ⇒民主党と戦っているのは誰だ⇒自民党だ⇒自民党を応援するぞ⇒自民党を批判する奴は全部敵だ!⇒国を守り自民を応援する俺って凄い!

・・という安易な右傾化のような気がしてならない。

国が傾くとき、国民は右傾化する。
逆に、国民の右傾化により国の崩壊は加速する。

それが怖い。

今のご時世で民主党を支持するという選択にならないことは、これは正論だ。
しかし、この一方的な「国民総右傾化傾向」は、
国家が崩れるバロメーターなのではないだろうか?

右や左の思考なんてものは、本来少数派でいるのが安定した国家のあかしなのだと思う。