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どちらが正義? -その弐-

昨夜の続きです・・


一度却下された生活保護申請を、無理やり通したA議員。
「無理です」と依頼者に言い放ったB議員。


ここで両議員の功罪を考えてみたい。

そもそもこの申請は、何らかの基準を満たしていなかった為に却下されたという事実がある。

法律と言うのは必ずしも「弱者の味方」であるとは限らないので、確かにこの依頼者は「可哀想な人」かもしれない。

よってA議員はルールを曲げても弱者を守る正義の味方・・と言える。

しかし、公正なるルールを一個人の為に権力を使って捻じ曲げる悪人・・とも言える。


次にB議員。

ルールに沿った対応をしたが、融通の利かない冷酷な人・・と言える。

しかし、情に流されずしっかりとした判断をする正義の人・・とも言える。


ここで整理をしたい。

今回のケースで誰が得をして誰が損をしたか?

A議員の対応によって、依頼者は得をした。
しかし、その依頼者を除く全ての市民は損をした(本来必要のない税金を使うことになったのだから)

B議員の対応によって、依頼者は損をした・・かに見えるが、実は損をしていない。
なぜなら、本来受給できないお金が、規定通り受給できないという結論になっただけで、状況に変化は無いのだから。
そして、それ以外の市民は損も得もしていない。理由は上記と同じ。





如何だろうか?

一人の人間の命は地球より重い・・という理想論を起点にして議論をすれば、おそらくA議員の方が優秀な議員に見えるだろう。

全ての人が平等で、同じルールの中で生きている(生きていくべき)・・という考え方で議論すると、おそらくB議員の方が優秀な議員に見えるだろう。


どちらも正解であり、どちらもきっと正義なのだろうと思う。
その判断は市民が各自ですることだ。



ただ、私個人の見解としては、B議員の対応の方が素晴らしいと思う。

私の政治理念の中に

政治は公の為のものであり、個人の為のものではない。

・・というのがある。


批判も多いと思うが、私はB議員のスタイルを貫いていきたいと思う。





・・・と深夜にひっそり呟いてみる(´・ω・`)



※メッセージくれた皆さんありがとう(^-^)/