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主役?脇役?

議会には「流れ」がある。

現場を知らない市民の方は、
議員に対して「いつもフルパワー」で活動・発言することを期待している傾向がある。

が、もし仮に全ての議員が「いつもフルパワー」で発言し始めると、議会は収集がつかなくなる。

そもそも議員なんてものは、皆「話すことが得意」で「目立ちたがり」で「自分の意見が一番正しい」という人種である。

そんな人が36人も集まってパワー全快で発言し始めたらどうなるか・・・
結果は火を見るよりも明らかだ。

私も一期目の頃は全ての場で発言し、自分の主張を叫んでいた。

発言の少ない先輩議員を軽蔑していた。

が、自分が委員会の運営を仕切る立場(委員長)になった時、その愚かさに気が付いた。

自分が言わなくても、他の議員が似たような主張をしていれば、それでいいのだ。

一言「○○議員に賛成」といっておけば良い。

大切なのは「自分にしか言えない事」をタイミングを計って発言すること。

他の誰もが言えない事、気が付いていない事、そういうときにこそ自分の存在意義が発揮される。

いつもいつも発言していると「またあいつか?」「只のうるさい奴」と評価され、発言に重みがなくなってしまうのだ。


一議会に一度だけ、自分にピークが来ればよい。
舞台の主役はみんなで分担すればよい。
毎日主役を張ったら飽きられるんだよ。

以上個人的見解。異論は認める。