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選挙ポスター

選挙ポスターに対する現職議員の考察として、私の友人が素晴らしい記事をブログに書いていたのでここに紹介したい。

以下コピー
原文はコチラ尾張旭市議の水野議員のブログです


選挙公営で公費負担されるのがポスターの印刷代です。このポスターは、選挙管理委員会が設置するポスター掲示場に貼るものです。区割りされた地域の人口によって設置箇所が増えたり減ったりしますが、現時点で尾張旭市内には154ヶ所のポスター掲示場が設置される予定です。

このポスターは、大きさの制限はありますが、記載内容の制限がほとんどありません。誹謗中傷等が禁止されるのみです。つまり、写真もいつの写真なのか、そもそも本人なのかも見ている人には分からないものです。このポスターについて、ポスター掲示場の分だけ選挙公営で公費負担されます。

通常、予備のものも印刷しますので、公費負担分は全体の一部になるはずです。例えば、200枚印刷すれば、154枚分が公費負担され、残りの46枚分は自己負担となります。ただ実際には、印刷屋さんにもよるのでしょうが、だいたい試し刷りをするので、それをサンプルとしていただいて(印刷屋さんにとっては廃棄物でしかないので)、室内掲示用としたり、街宣車に貼ったりすることが多いです。その場合、収支報告書には「寄附」として記載がされているはずです。

4年前の統一地方選挙で問題になったのは、この金額がばらばらであることでした。特に、上限額に近い候補者は、使ってもいない金額を請求したのではないか?と疑われました。事実、岐阜県のある市では、上限額を業者に請求させて、一部をキックバックしてもらっていた例がありました。

不正はいけませんが、実際には「見ても違いが分からない」のは当たり前です。選挙公営の仕組み上、契約書は単価契約で作成しますが、実際にはそんな単純な計算にはなり得ません。それは、データがあって単に印刷する場合のことで、通常は写真撮影代から企画料やデザイン料がかかってきます。印刷枚数は、増えれば単価が下がりますが、それほど大きな違いにはなりません。選挙公営の計算式の概念上は、固定費用が見込まれていますが、なぜか契約は単価契約で求められます。この辺が矛盾を感じる部分です。

ここまで書いてきて、何となく請求金額の違いが見えてきたかもしれませんが、結局のところ凝っていろいろすれば、必然的に経費も上がる、ということであります。少し変わってくるのは使用する紙で、ユポ紙という耐水性のある紙ですと、雨に濡れても破れません。一方で、普通の紙を使用したポスターが雨に濡れて破れているのを見掛けられた方もあるのではないでしょうか。この紙の質の他に、写真を何カット撮影するのかとか、何パターンのデザインから選ぶのかとか、そういうことが価格に大きく影響してきますが、選挙公営では特にどういう方法で作成しなさい、とはなっていません。

ひどい例では、前回の選挙の時のポスターを使用したり、背景の色だけ変えたりしている候補者もあります。正直、写真はかなり昔のもの、というケースもあります。別に違反ではないですから良いですが、印刷代としてはかなり安上がりであることは確かで、その人達が新たにポスターを作成した候補者に「高い」と指摘するのはお門違いな気がします。

さてここで、選挙公営は税金で選挙費用を負担するものだから、極力安価で上げるべきだ、というご意見があります。選挙公営は権利ですから、そこまで言うなら選挙公営を使わなければ良いだけだと思いますが、選挙にあたっては数社から見積もりを取って、一番安いところを選んだりはしません。だいたい、なじみの店に頼むことになっていると思われます。このブログでも、たまにCMが入っていて、ポスターがかなり安くできる店も出てきているようでした。でも、ポスターなんてデザイナーの質が問われる訳ですし、できあがってみないと比較もできないので、なかなか入札になじまない案件でもあります。

候補者は、ありとあらゆる手配をしなければなりません。その中で、例えば一番安価なところに頼もうと業者を探し、土壇場で駄目になられても困るわけです。値段だけでは選べないのは、そういう事情もあります。

候補者がどんな思い入れをもってポスターを作成したかを有権者が見ていただき、その上で選挙公営の使用が妥当かどうか判断していただきたいと思います。いずれにしても、かかる費用が天と地ほど差が出る案件でもありますので、あまり選挙公営にはなじまないのかもしれません。



以上 コピーここで終わり。

少々長文であるが、わかりやすく解説されている。

・・ということで、告知。

当日まで秘密であるが

私のポスターは
国内初となる超弩級の常識外れのポスターになる(^-^)/


請うご期待!!