感染しない、感染させない | 歯科医の時間外診療室〜歯の健康に関することや歯科医の何気ない日常〜

歯科医の時間外診療室〜歯の健康に関することや歯科医の何気ない日常〜

福岡市東区の九州大学そばにある「もろおか歯科」の院長をしております。歯の健康に関することや、スタッフとのあれこれ、何気ない日常を書いています。

歯科の治療に「不要」なものはありませんが、「不急」と思われる場合はこの事態ですので先に伸ばしても仕方がないと思います。

ただ、ご自分では症状もなく急がなくても大丈夫と思われるものでも、我々から見たら急を要す場合も少なくありません。ぜひ一度、我々に相談の上、判断していただきたいと思います。虫歯や歯周病はこの事態を待ってはくれませんので。

 

元々、歯科医院は感染症の方が来る想定で治療を行なっています。
患者さんごとにグローブ、紙トレー、紙コップ、エプロンは使い捨てますし、治療に使用する器具も一人一人個別に包装して滅菌されたものを、開業当初から当たり前にやっています。

毎週のミーティングでは、度々そのレベルを上げるための話し合いをしています。

今回のコロナウィルスの件で、換気の徹底と、患者さん向けにアルコールでの手指消毒を新たにお願いしたくらいで、元々感染対策を厳しくやっているのです。


もろおか歯科は予約制なので、元々患者さんが受付で多くお待ちになることは少ないのですが、さらに予約時間を調整して、患者さん同士の接触が少なくなるようにしております。

 

 

<定期検診を先に伸ばされた方へ>
しっかりご自分でのお口の清掃を頑張ってください。
口の衛生状態と、インフルエンザの罹患率には相関があります。
歯周病菌が粘膜を破壊することで、ウィルスが感染しやすくなるのです。


この事態が落ち着いたら、定期検診を再開するのを忘れないでください。
せっかく作り上げた健康な状態を、これからも維持していただくために。