ニューヨークの30人殺し!
といっても加害者被害者は1人ずつ。38人は見て見ぬふりで結果的に犯行を助けた周辺住民……。
社会心理学を学んだ人なら知らないことはないってくらい有名ならしい、なんじゃら事件。当時記事にしたニューヨークタイムズの記者が一冊の本にまとめたものがこれです。事件の重要さは疑う余地もありませんが、本は別に買う必要ないです。おっさんが感想つづってるだけなので。
その「38」という絞り込みがどうなされどのくらい確かなのか、それぞれどういうケースなのか、彼らの言い分はどうなのか……といった当たり前に気になるところがほとんど語られてなく、事件の経緯もネットで調べた方がよくわかるのでは。うまい言い回しをしてるなってのが1、2箇所あるにはあります。
日本だとちょっと似た事件として思い浮かぶのは、とりあえずは永野会長刺殺事件ですかね。刃物持った暴漢がいきなり現れたら、あっけにとられるとか何より恐いとかあるから、簡単に批判はできませんが、うやむやに誤魔化した感がいかにも日本的といえばいえました。当事者はきれいごとを世に訴えるマスコミの一員ですからね。せめてそのときの心境を率直に語るべきだったし、誰かきちんと聞くべきでした。