田治見要蔵学

田治見要蔵学

金田一耕助学に対抗

松也さんのインタビューが載ってます。映画は完全に現代の日本が舞台になり、金田一も書生風じゃなく「特注のコートとシャツとズボンに、靴をはいています」といういでたちらしいですね。「シリーズとして何作かやらせていただけたら最高ですね」と金田一欲をみせてくれているので、ぜひその第一歩となる八つ墓村には成功して欲しいですね。横溝作品はわりと映像化で犯人を変えられがちですが、それで評価があがった例って俺の知る限り絶無だから、多くの観客にネタバレ、犯人バレしてるツラさはあるとしても、個人的には基本原作に忠実にやって欲しいかな。若い人はけっこう、原作読んでないだろうし。

未読の方に横溝デビュー作としておすすめするなら、「幽霊男」かな

嘘ですすいません。意外と謎解きでグダりがちなところがあるので、ふつうに映画やマンガのミステリーが好きで、横溝は読んでない人には「手毬唄」が一番な気がします。八つ墓村も悪くないけど、辰哉は絶賛してるわりに、原作での金田一の活躍はいまいちです。

わりと人気のキャラクター? のイラストレーターさんがよこみぞ○○さんというらしいですね。血の因縁を感じずにはいられません、繋がりは直接ないとしても。

横溝自身、隅っこが似合うイメージですよね。あまんりど真ん中の人という感じがしない。新キャラ「せいしくん」を登場させて欲しい気もしますが、青少年育成上、別なものを連想させそうで好もしくない。「隅の要蔵」じゃ急に陰惨になりすぎるし。

間違ってファンの人がこんなじめっとした陰鬱な隅に来ちゃったら気の毒だから、はっきりした名前は避けました。なお、カーレーサーというかっこよすぎる横溝氏もいるみたいで、これはなんの繋がりもない赤の他人と根拠もなしに断定します。

映画を見て凄地殉霊をしたくなる恐男怖女も多いかと思いますが、そんなあなたに最適な蜂巣敦の名作が筑摩書房から出版されます。おそらく既刊書の再刊だと思われますが、けっこう時間経ってるから加筆はあるのでは? るるぶ八つ墓とでも呼びたくなるくらい現地情報充実した良著で、不恋にして岡山まで行けない、行けなくもないけど行きたくない、そんなあなたの自宅妄想にも充分耐えうる内容かと。

令和の田治見要蔵は無名塾出身の演技派らしいです。関ケ原の秀吉役が評価高かったみたいですね。出だしが気に入らなかったので彼が出てくるとこまで見れてませんが。

真の要蔵への敬意と恐怖に溢れたコメントも感じがよく、期待できそうです。うまくいけば、日本で二番目の要蔵になれるんじゃないですかね。

ちなみに現時点で日本二番目は誰だろ? 熱帯魚の吹越満はよかったけど、肝心の要蔵をみれてないし、いっそのこと古尾谷雅人かな




松也という、松子を男にしたみたいな名前の人が金田一をやるそうで、楽しみです。令和の金田一耕助は表面上事件が解決したかに見えるところで「足りない! まだまだ、死体が足りないんだ!」とかブツブツつぶやきながら村人を次々その手にかける地獄からの使者かもしれません。


要蔵については、誰がやるか調べりゃわかるんでしょうが、特にそんな気も起こらない。

我々はすでに完璧な回答を見せつけられている訳ですからね、山崎努という要蔵によって。あれを超えろなんて、ビートルズ以上のレット・イット・ビーが聞きたい、長嶋茂雄以上のミスタージャイアンツは出てこないのか、というようなもんです。山崎努の要蔵が見られる時代に生きていることを、今回のカバー要蔵をみて改めて実感しましょう。