レイド・バック・ジャーニー | モロコシボックス

レイド・バック・ジャーニー

今回は

メガゾーン23 から

MODEROID ガーランドです。

1985年のOVA作品「メガゾーン23」から、主役機のガーランドのプラモデルが発売!

販売はGOOD SMYLE COMPANYから。

今回紹介するものはパチ組みしてシールを貼ったのみ。


◼︎マニューバクラフトモード


大型バイク形態であるマニューバクラフト(以下MC)形態。

直線的なシルエット、車体両サイドの大型マフラーが とても格好良いです。

フロントカウルのオレンジのクリアパーツも最高。

フロントカウルの黒の3本線がシールです。シールによる色分けはここのみ。他は全てパーツによる色分けです。

タイヤは前後ともに回転し、一応転がし走行が可能。(とは言え、プラモデルなので あくまでオマケ程度と考えた方が良いです。私は組む時にシリコンを吹きましたが、それでもスムーズな走行 とはなりませんでした。)


ドライバーの矢作 省吾(やはぎ しょうご)は取り外す事も可能。


ハンドル中央にはスピードメーターや回転計が造形されています。タンクには給油口の様なモールドも。


足元にはステップ、ギアレバー、ブレーキペダルが造形されています。


前輪のウインカーはクリアパーツ。

ここのパーツはクリアパーツ・グレーのパーツの選択式です。


MC形態から変形!

省吾は取り外します。


マフラー部分=両脚のロックを外して広げます。


ボディを前後に引き延ばします。


リアカウルを跳ね上げ、車体中央底部にあった白いパーツを回転させます。(緑矢印

シートパーツを畳み、後輪ブロックを降ろし ↑画像で青枠で囲ったパーツを移動。(青矢印

リアカウルを閉じ、前輪両サイドのカバーを展開。


フロントカウル両サイド下部のカバーを跳ね上げ、前輪後部のパーツを基部から前方に移動。

前輪をシャフト部分から可動させ、フロントカウルのクリアパーツの前部を開き

前輪の基部から上方向に可動させ、フロントカウルのクリアパーツ後部を開き、フロントカウル自体をZ字に動かしていくと頭部が出現。

頭部を出しながらフロントカウルを動かし切って畳みます。


フロントカウルのクリアパーツの前部を閉じ、ボディの前後を縮めます。


頭部後ろにあったカバーパーツをリアカウルに収納し、足の付け根を動かしていき 後輪部にジョイント。


前輪部を後方に逃し、脚を立てます。


フロントカウル両サイド下部のカバーを閉じ、ふくらはぎのカバーを開けて脚を伸ばします。


前輪をボディにジョイントし、ふくらはぎカバーを閉じて膝アーマーを立てます。


腕部を開き、拳を出して完成!


◼︎マニューバスレイヴモード


ヒト型戦闘形態のマニューバスレイヴ(以下MS)形態。

プロポーションは良く 格好良いです。

オーソドックスなヒト型ロボットという感じですが、極端に短い胴体から生えた手足 と、よく見るとヒトの体型から外れたシルエットなのが良いですね。

背面に集中したブースター類が とても格好良いです。

変形ギミックは複雑ですが、やりづらさは少なく 割りかしスムーズに変形できるギミックだと感じました。


非常にシンプルな頭部。

バルキリーの系譜のデザインだと感じます。

目のクリアパーツは とても外れやすいので、私は接着しました。


可動

頭部:ボールジョイント+前後可動

肩:前後左右可動

上腕:横ロール

肘:2重関節、90°以上可動

拳:ボールジョイント


股の開脚は↓の程度まで。


股関節:ボールジョイント、前後左右可動

腿:横ロール

膝:90°程度可動

足:ボールジョイント、上下左右可動


上記の可動範囲でポージングが可能。

可動は優秀です。


拳は変形用拳の他


見栄え用の大きいサイズの握り拳


平手が付属。


レーザーオーブガンが付属し 持たせられます。

武器は拳ごと交換して持たせます。


省吾フィギュアはMS時は余剰となります。


以下、適当にアクション。



MC形態の出来が良く、ともかく格好良い…!


バイクの後部に集中したブースターがめちゃくちゃ格好良い!

テールランプ、ウィンカーがクリアパーツなのも 最高に格好良いです。





MODEROID ガーランドのレビューでした。

今回 組み立てに要した時間は1時間半ほど。

細か過ぎるパーツも少なく、アンダーゲートランナーで成形されてるパーツが少ない為 サクサク組み立てられました。

難点は感じませんが、強いて言うなら変形に慣れが必要な点でしょうか。


良点として、まず特筆すべきはMC、MS良形態のプロポーションの良さと破状の無さ!

どちらの形態も、まるで変形するとは思えないほどの出来の良さ は素晴らしいです。

上記してますが、MC形態のウィンカーやテールランプがクリアパーツなのも嬉しいポイント。

完全変形にも関わらず、優秀な可動範囲なのもすごいです。


過去にはYAMATOやアートストームがリリースしていた完全変形ガーランドですが、今回のMODEROID版を触って感じたのは「人が乗ったまま変形を捨てて正解」という事です^^;

これまでのハイエイジトイメーカーが出してきたガーランドは省吾フィギュアを乗せたままの変形を実現するために、MC形態の縮尺がおかしく かなりの大型バイクに なってしまっていました。

MODEROID版は省吾フィギュアを余剰とする代わりに劇中通りの人とバイクの対比になり、変形もやりやすくなり、格段に遊びやすくなっています。


格好良いアニメSFデザインのバイクが 素晴らしい変形ギミックでロボットになり、更にアクション性も高い、とても良い玩具だと感じました。








◼︎オマケ

同シリーズのガーランドとオーガスで。

昭和の格好良いロボット達が現代の技術でリメイクされるのは、非常に喜ばしいです。

MODEROIDシリーズは過度なディティールアレンジが無いのも最高なんですよね。