富士登山競走関係、今日で全て書き上げちゃいます!

 

レースレポは全て書いたので、

レースに向けた対策等を書いていきます。

 

 

  フィジカル面

基本的には、前回8合目関門で引っかかった失敗を

どのように改善するか、と考えていました。

 

【体調不良】

前回は春先から体調が芳しくなく、

jogすらまともに出来ない。

6月に走ったハーフでも91分という不調。

また、仕事が忙しくて睡眠時間が取れない等、

心身ともボロボロだった。

 

そのため今回は、まず体調を整えることに気を使った。

3月でマラソンを終え、

4月以降は追い込みつつ追い込み過ぎず、

疲れていると思ったら思い切って休養に。

また仕事は同じく忙しかったけど、

睡眠不足になりそうな時は、

これも練習を休養として睡眠時間を確保

練習時間や走行距離が足りないと思う反面、

体調を大きく崩すこと無く、当日を迎えられた。

 

【筋力面】

昨年は砂礫や岩場で筋力的に限界で、

脚が前に進まなかった。

ということで、脚筋力を着けることに。

ただ、6月末までトラックに出ていたので、

意識し出したのは7月から。

下半身補強のセット数を増やしたり、

クロカン120分jogなど。

ただ、7月15日の試走後、最後の仕上げの期間に

疲労がどうも抜けきれず、

脚筋力強化が出来なかった。

 

【体重】

昨年は体調不良で練習が出来ず、体重が65~66㎏もあった。

そのため、今回は減量して臨むことに。

意識し出したのは5月から。

走行距離を延ばすことだけではなく、

食生活、主に飲酒の見直し。

具体的には・・・

平日は飲まず土日のみ飲酒をしていたんだけど、

土日に飲むことが習慣化、というか、

「休日だから飲まなきゃもったいない」という気持ちで

とにかく飲んでいた。

それを

「飲みたいときに飲む(飲みたいと思わなければ飲まない)」

としたら、週に1回飲むか飲まないかになった。

結果、体重がどんどん減っていき、

5月最初で63㎏台が、レース前日に59.8㎏まで減量。

ランナーとしてはまだ重いんだけど、

これは効果があったと思う。

 

【持久的要素】

4時間以上体を動かし続ける富士登山競走。

よく考えてみたら、フルマラソンより時間が長いよね。

前回はスタミナ切れもあった。

ということで、6月のトラック期が終わったら、

試走2回&クロカン120分で持久系を取り入れた。

今回は筋疲労はあったけど、

スタミナは何とか持った気がする。

 

 

  装備面

【エネルギー補給】

前回はスタミナ切れもあったと書いたけど、

エネルギー補給もしっかりしていなかった。

(私はエネルギー貯蔵が少ない体質なのに)

そのため、今回はフルマラソン以上にエネルギー補給を準備。

具体的には、本命フルでしか使わないモルテンを最大利用

前日にドリンク、当日朝もドリンク。

5合目と8合目でモルテンジェル。

使わなかったけど、さらにもう一つ持っていた。

そのためか、ガス欠状態にはならなかった。

カネは飛ぶけど結果がついてきた(^▽^;)

 

【水分補給】

前回の完走したランナーのブログには、

「脱水で筋肉が動かず、給水したら動き出した」

とあり、自分も脱水だったのかも、と反省。

いろんな方のブログを見ると、

経口補水液パウダーを使っている人もいた。

確かに給水は中盤から水のみになり、

スポーツドリンクは置いていない。

体が脱水状態になりやすい。

ということで、今回は経口補水液パウダーを準備

空のボトルにパウダーを入れてスタート。

5合目でボトルに水を入れてもらいちょくちょく給水。

7合目でも水にパウダーを入れて飲んだ。

今回は給水摂取のタイミングをミスした馬返し~5合目までは

少し脱水を感じたけど、

それ以外は脱水で苦しむことはなかった。

成功したと思う。

 

 

  メンタル面

【試走】

試走は2回。

1回目は7月1週目に友達と5合目までjog。

(馬返し以降は歩き)

2回目は7月2週目に一人で6合目までタイムアタック。

直前に2回走りコースを知っていることで、

本番は焦ることなく6合目まで来ることが出来た。

また、途中のペース配分も、安心して刻むことが出来た

ただ、試走していない6合目以降はやはりキツイ。

欲を言えば、山頂まで試走するのがベストなのかな。

 

【弱点を知っておく】

私は完全なロード向きランナーなので、

6合目の砂礫・岩場パートはかなり遅いと自覚。

かろうじてトレイル区間はそれなりに・・・という感じ。

そのため、トレイルまでは走力で粘り、

砂礫・岩場パートはたくさん抜かれても焦らないことに。

前回は体調不良もあったけど、

とにかく何度も立ち止まって休憩しながら進んだので、

関門に引っかかった。

今回はどんどん抜かれるけど、

「遅くても止まらず一歩一歩」と進んだ。

5合目以降、順位は大幅に落としたけど、

結果的にはゴール出来たので、良しとしたい。

ただ、これ以上タイムを縮めるなら、

この砂礫・岩場パートを攻略しないといけないかな・・・。

 

  雑感

とまぁ、今回の富士登山競走に向けて、

やってきたことをまとめてみました。

 

山頂に辿り着いた達成感は

何とも言えないものがあるけど、

正直言って、来年も出るかは迷いどころ。

というのも、キツイ!

と、走力アップにつながる練習になっているのかということ。

元々、夏の土台作りの一環&新しいことにチャレンジしたくて

エントリーしたからね。

次に出るなら、砂礫・岩場パートの練習も入れなきゃいけない。

走力アップとは離れてしまうので、

何だか本末転倒な気がして・・・。

 

まぁ、来年も走るかどうかは、エントリー時期に決めよう(笑)

 

あと、これはお世話になった人から言われてハッとしたこと。

今後も富士登山競走があるのかどうか。

 

今回で77回という伝統の大会だから

簡単には無くならないとは思うけど、

昨今の富士山に関わるいろんな問題、

弾丸登山やオーバーツーリズム、

そのほか様々なマナーやモラルの問題、

多くの事故や救援要請。

 

特に弾丸登山を禁止しているにも関わらず、

軽装(ランシャツランパンなど)で

麓から3000人以上が走って登る大会が許されている。

もちろん大会参加者はしっかりとした準備をして

臨んでいるし、体力がない場合は関門を通過出来ないことで、

ある意味安全性を担保している(ランナーには残念だけど)。

私も参加して、危険という瞬間は一切なかった。

それだけ大会運営がしっかりしていると思う。

 

しかしながら、弾丸登山禁止とは矛盾していると言われれば、

なかなかその一般的意見に反論するのは難しい部分もある。

また今年から始まった登山者の人数規制に加え、

大会参加者は走るということも。

 

大会自体は続いてほしいし、

走ったからこそ分かる最大限の安全対策もある。

でも、もしかしたら来年以降は・・・

そんなことも思い、今回はどうしても完走したかった。

 

富士山は多くの人が魅了される山だからこそ、

様々な問題も起こってしまう。

大会事務局には、いろんな面で対策をしていただきながら、

ぜひ大会を続けていってほしいと思います。

 

ということで、富士登山競走関係、いっきに5件書いたので

これで一区切り。

 

明日からは切り替えて、

また次の目標に向かって頑張ります(^O^)/