安曇野より一人旅、10日前の

屋久島、縄文杉トレッキングを思い出します


写真は往復11時間かけて行った縄文杉です

看板に書いてありましたが大人10人が手を

伸ばしてやっと届くほどの太さです


縄文杉の周りは、根っこを傷めない様に

ぐるっと展望デッキで囲まれています


屋久杉と呼ばれるのは樹齢千年以上の杉で

屋久島ならでは自然環境で育つそうです


私が縄文杉に会いたいと思ったきっかけの

立山アルペンルート美女平の

立山杉の巨木も樹齢は600年とかでした


縄文杉の樹齢は推定2000年以上

すごい事がわかります


昨日のブログの続きです

トロッコ道を歩き続け大株歩道からが

本格的な登山コース

その前に美しい流れを見てトイレ休憩です



登り始めると、これがキツイのよ

でも階段だから、ありがたい

天国への階段、レッドツェペリンです



振り返ってみると、だいぶ登ってきたぞ

登り優先が暗黙ルールで下山の人が

待っていてくれるのですが、これがさぁ

待たせてはいけないと早く登らなきぁと

プレッシャーを感じるのです


私のしんどい顔を見て、下山する男性が

後少しだから、ゆっくり楽しむつもりで

と神のお告げのように声をかけてくれました


次にすれ違った女性も、女神のような

爽やかな笑顔で、後少しですよ頑張ってと

ガイドなしで単独で縄文杉に行っていたのは

この女性しか私は、見かけなかったです

山慣れしてる方でした



これがウイルソン株、みんな並んでいて

記念撮影しようと大人気

私は一瞬、中に入って撮らせてもらいました



上り坂が続く途中も、水が流れていて

両手を濡らします


この辺りで私のペースが追いついたのか
人も多く、皆さんガイドさんと一緒なので
いろんなグループを通り過ぎる時に
ガイドさんの説明が聞こえてしまいます



では、皆さん、ここでお昼にして

貴重品だけ持って、リュックは、ここに

置いて縄文杉に向かいましょう

荷物がないと楽ですよ〜とガイドさん


おぉ〜それはいいっ

辻峠でも太鼓岩に登る時はリュックを

置いて登るつもりだったので

マネしちゃお〜っと

私もベンチに置いて行く事にしました


しかし、この後、縄文杉を見てから戻ると

グループの荷物はきちんとまとめられていて

私のリュックがポツンと一つだけ待っていた


猿は荒らしに来なそうでしたが

帰りにリュックを置いた場所を忘れて

通り過ぎてしまったら、どうしようと

リュックの姿を見るまでドキドキでした


縄文杉の手前には大王杉、推定樹齢3000年

夫婦杉と巨木が続きます

いずれも木道が続くデッキの上から見ます



深い緑を見ながら

黙々と登り続けていたら、広いデッキに


バンザーイ!

ついに縄文杉に到着!

柵の後ろに見える巨木が縄文杉です



見る人、みんな大喜び

縄文杉に喜びながらも、ここまでの

達成感で喜んでいるように見えます

私もその通り、まずは目標達成に万歳です


ここでも女性二人組の方と写真を撮り合って

わずかな会話でも盛り上がります

どこに行っても、おひとりなんですか?と

驚かれるけど、そんなに珍しいかなぁ



縄文杉のデッキで一番静かな場所を探し

距離的には、とても遠いのですが

意識を合わせてみようと試みると

この時、感じたのは


偉大すぎて神社で言えば伊勢神宮みたいな

距離だけでなく、遠いのは神様級なのです

感じるとかのレベルじゃない


ここで、ある事を誓いました

神社でいつも、これから自分はこうします

と誓うように、心の中で祈りました


滞在時間は、今、写真を見たら12分

この12分の為に11時間、27km歩いたか

ちなみに展望デッキは、見るだけの場所で

飲食は下で済ませてきます


巨木の神様に参拝したので満足

ここまで辿り着くに心の支えになっていた

七本杉にも心の中で、お礼を言います


さてと、ここまできて半分だ

あとは無事に辻峠を目指して明るいうちに

白谷雲水峡に戻らねば、ペースは予定通り

思ったよりも順調です


下りは上りよりも早いペースで行けますが

しかし途中で足を捻挫したら歩けなくなる

気を抜かずに下山の時こそ慎重に踏みしめて



木漏れ日のトロッコ道、平って、なんて極楽

爽やかな風が吹いて、これまでの

登り下りの急勾配に比べれば、極楽です



この道で、素敵なガイドさんと出会い

翌日も2日後も偶然バッタリ

他の場所で出会うことになりました


さぁ楠川分かれに到着、ここから先は又

寂しい登山道だぞ、だけど峠まで登り切れば

ゴールが見える、頑張るぞっ




と思って、左折しようとした瞬間に

目の前のグループのリーダーが言ったのです


ここを左に行くと白谷雲水峡に向かう道です

〇〇が数千と出るんですよ、怖いでしょ〜


えっ、何が出るの?何が怖いの?

私は、これから、その道に行くんですけど


大事な〇〇の部分だけが聞こえなかった

グループはトロッコ道を真っ直ぐ行きました


なんだかわからないけど、怖くなるのは

嫌なので、今のは早く忘れよう

数千とは、虫とか?

結局、気になって帰ってからも調べたけど

わからずに、知らなくていいって事だわ


朝は暗い雰囲気の道のりも

日差しがあたり、明るくなって

白谷雲水峡からのガイドさんが案内する

グループとすれ違いました

人を見かけるだけで、少し安心です


登りが続きますが帰らなきゃという思いで

いたせいか、疲れもまだ平気でした


途中、下山する青年とすれ違い、挨拶をして

どんなコースで歩いてますか?と聞いたら

荒川登山口から縄文杉に行って、帰りがけに

太鼓岩まで登ってきて、これから

荒川登山口に帰るところだと言いました


あなたもかなりイカれてるね私と一緒だわ

私も縄文杉の帰りで、これから太鼓岩に

登って白谷雲水峡に帰るところなの


青年は爽やかな笑顔で

そうですね、イカれたもの同士です!

お互いに笑ってじゃぁね〜と、さよならし

数歩で私は振り返り、呼び止めました


あっ、そういえば、あなた

縄文杉の前ですれ違ったわ、思い出した!


えっ、そうなんですか?


それだけ〜じゃぁね〜バイバイ、手を振って

私は、すれ違った人を覚えています

顔とかじゃなくて、雰囲気で

かなりの人数見たと思うのですが数時間前に

この青年とすれ違った事を思い出しました


そして、先を歩く一人の男性に追いついて

追い越す時に挨拶をして話しました


このルート、朝は誰も見かけなかったので

帰りも私1人かと思ってましたが

もしかして縄文杉からの帰りですか?


そうです、、、40代?30代?年齢不詳で

真面目そうな男性は

おかたい仕事していそうな雰囲気でした


じゃぁ私と一緒のルートだ、まさか

このルートで登る人に会えるなんて

太鼓岩は登りましたか?

私は、これから登るけど


この男性も、帰りに体力が残っていれば

太鼓岩に登ろうと考えていたそうです


話をしながら、辻の岩屋に着いたので

せっかくだから、お約束のポーズで

岩を持ち上げるように写真を撮りましょう


まずは、こうするんだよ、と私が見せて

真面目な人なので、写真を撮るにも

水平にこだわります


あぁ、水平じゃなくても、いいよ

あとで編集するから


クラスに必ず一人いるような

真面目なタイプの人でした


この後、辻峠で私はリュックを置いて

15分急坂を登って太鼓岩に行きます


自分もリュック置いて行こうかなぁと

言って、後からゆっくり登って来ました


空気を読んでいる人で、先に行くよ

という私の空気を察して、距離を開けて

後から登ってきたのだと思います


太鼓岩、着いた

ウオォ〜、青空じゃないど

風が吹いていなくて良かったぁ



目の前の沢の奥に縄文杉があったのか

5分ぐらい一人で眺めていた後に

真面目な男性が到着しました


ここでも、写真を交代しながら撮って

少し話しをしました


福岡の方で、昨日、屋久島に着いて

こっちに来てから空いてる宿を探したとか


真面目な感じなのに行き当たりばったりで

宿の予約をしてなかったなんて

すごいなぁ、心配症の私にはできないや


太鼓岩の上で見知らぬ人と15分ほど休み

この日の休憩時間で一番長かったかも


じゃぁね、樹木をゆっくり見て帰るから

先に行くわ、ありがとう!と

さよならをして、太鼓岩を下りました


登る前に辻峠のベンチに置いておいた

リュックが二つ並んでいて

私が自分のリュックを背負ったら

残されたリュックがポツンと一つ

私は、じぃっと一瞬、見つめてバイバイ


30分ほど、時間を共にしたけど

初対面でもリラックス不思議なご縁でした




再び、七本杉の元に戻って来れました

ありがとうございます、とお礼を言って


この時、もう、この七本杉に会えないのか

また来たいなぁ、と思うのでした


段々と、下りの膝が痛み始めて

限界だったなぁ

朝6時出発、夕方5時に白谷雲水峡の

駐車場に着きました


筋肉通にはならなかったけど

一週間後に足の爪の内出血が出たり

足首が痛くなったり負担はありましたが

全て予定通り、無事に目標達成できました


縄文杉は一度見れたので、もういいかな

白谷雲水峡は、また行きたい

七本杉に会いに行きたいのです


屋久島一人旅

自分への挑戦、目標達成、満足な旅でした


今日もラブ〜



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