先日の肺炎患者 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。



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20歳前後男性

 

 

当院の前に

2ケ所の医療機関を行ったけど

 

 

風邪と言われてた

 

 

治らないので

 

 

3件目に当院に

 

来院

 

 

 

 

 

 

CTでみごと

肺炎ですね

 

 

 

 

どうだ!

すごいだろ!

なんて言うつもりは

 

さらさらなくて

 

 

 

後医は名医の通り

後に診た医者が

圧倒的に診断有利だからね

 

CT撮れば医者なら

誰でも分かります

 

 

 

逆に当院最初にきて

その後他院で

肺炎とかも沢山あると

思います

 

 

 

 

 

 

 

 

でもこの患者さん

前の医療機関で

胸部レントゲン

正確にはX線か

 

 

しているけど

 

異常ないか

微妙みたいに

言われてるんですね

 

 

 

 

 

この肺炎も主に所見は

心臓の裏側にあります

 

 

正面像のX線だと

見逃し易い

 

 

実際当院でも

正面の胸部X線撮ってますが

 

 

私の読影能力では正常にしか

見えません

 

 

 

昔は側面とかも

取ってる医療機関あって

それならもしかしたら

分かるかもしれませんが

 

最近あまりやらないと

思う

 

めんどくさいから

爆  笑爆  笑

 

 

 

 

 

 

 

令和っていうか

平成中期以降もそうですが

 

肺炎も

CTじゃないと分かりにくいです



 

 

 

 

肺炎を診断するには

胸部レントゲン写真っていう

 

国民の固定概念を

変えてほしい

 

 

 


肺炎かどうか

レントゲン撮って

欲しいという

依頼がめちゃくちゃあるけど

 

 

レントゲン(X線)なんて

クソでかい病変しか

分かんないよ

 

 

 

臨床1本で30年近く

誰よりも外来やってる

呼吸器専門外の私として

 

 

 

肺炎のスクリーニングは

 

 

胸部X線より

採血の方がいいと

思っています

 

 

白血球やCRPね

 

 

これが上昇してないと

肺炎の可能性は低い

 

あとは臨床所見

感じる重症感ね

 

 

この患者みて

なんか

やばそうだなという

感覚が最も大事だと

思います

 

 

 

白血球やCRPが

上がってる人に

CTしたらよくわかりますが




 

被ばくを意識するなら

採血で炎症所見が上昇している時点で

 

抗生剤投与という戦法を

自分にするならしたいですが

 

患者が納得しない事多いので

CT撮ってます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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