やりすぎの弊害 ~心房細動編~ | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。

 


にほんブログ村 病気ブログへ
にほんブログ村

 

 

 

心房細動って

病気があると

 

心臓に血栓ができて

それが頭に飛んで

脳塞栓を

起こすことがあります

長嶋茂雄さんですね

 

 

 

その予防のため

昔はワーファリン

いまは

DOACを

内服することが多いです

 

 

DOACの良いところは

 

容量調節が基本不要なこと

 

ワーファリンでは

ビタミンKを多く含むものを

制限しないといけませんが

それが必要ないこと

 

採血のモニタリングも

不要ないこと等です

 

 

 

悪い面としては

 

逆に微調整できない

薬価が高い

逆にモニタリングできない

 

 

かな

 

 

 

 

 

 

ほとんどの

医療機関で

 

 

 

心房細動になると

アブレーションで治療とかも

ありますが

基本

DOAC処方されます

90歳でもね

 

 

最近は低用量のも

でてきていますが

 

 

高齢者にDOAC

効きすぎるんですよね

 

 

でも

DOAC効きすぎて

脳出血して死んでも

消化管から大量出血しても

 

お咎めなしなんです

 

 

 

 

一方何も投与してなくて

脳塞栓を起こすと

 

とんでも老害開業医が

きちんとガイドライン通り治療

してないから

こんなことになったと

中傷されるんですね

 

 

過剰医療はOKだけど

ノー医療はNGって

感じの雰囲気

 

 

ワクチンと

似てますね

 

 

 

 

ただやっぱり

超高齢者には

DOAC強すぎと

思うので

 

そういう方には

ワーファリンを

少量投与しています

 

 

PTーINRは

一般的には2前後

ですが

 

 

 

私は高齢者は

PTーINR

1.4~1.5前後にしています

 

完全に独りよがり治療と

言われれるレベルです

爆  笑爆  笑

 

 

これで大分

出血系副作用は

防げている印象です

個人の感想ですが

爆  笑爆  笑

 

 

 

この程度でも

脳塞栓は起こしてない

印象ですが

 

 

 

ラクナ脳梗塞は

それでも起こすことは

よくあります

 

がっちり効かせてても

脳梗塞は頻度高い

疾患ですからね

 

 

 

高齢者の

ラクナ梗塞は

私の中では許容の疾患ですが

 

 

基幹病院に

入院となり

軽いワーファリンコントロールは

是正されて

DOACが入って

戻ってきます

 

 

 

心不全が悪化した時も

同様です

 

 

ボリュームコントロールが

苦手な私は

今後お世話になる基幹病院に

従うしかないので

 

その後は

その患者さん達には

DOACを使用します

 

 

患者さんも

ワーファリンに

戻すことは

嫌がるし

 

 

その結果

出血性疾患が

起こることは

よく経験します

 

 

これも今

困っている問題です

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

================

 

年中無休 糖尿病&内科診療

もりぞの内科

iHerbお買い物

mor5261

 

リブログ大歓迎

直接メッセージには一切お答えできません

 

コメントに書いていただければ

気が向けば

返信します

 

院長森園茂明

北九州市八幡西区上上津役2-14-17

電話:o93-611-5335

twitter

 

================