以前から
癌は放置しろの
近藤誠理論が
実際の臨床感覚と合うな~
と思ってました
当ブログの
古くからの読者なら
ご存じと思いますが
↑これ 今回買います。
↑これは読みました
↑これも読みました
↑これも読みました
私臨床医のみで
20年以上患者さん
みてきて
その中に
がん患者さんも
それなりに診ました
それで
念のため抗がん剤
(多分してもしなくても助かるやつね)
の人や
悪性リンパ腫や血液の癌を除いた
ガチの固形癌で
抗がん剤して
治った人
一人も見たことない
全員
ぼろぼろになって
死んでいく姿ばかり
見てるから
あ~近藤誠先生の
言うとおりだなと思いました
でも
やっぱり
癌に効く薬は
私だって超絶期待しています
その後
最近
発売されたのが
免疫チェックポイント阻害剤
である
オプジーボ
(Nivolumab)
は
ノーベル賞はもらうし
小野薬品の株価は
はねあがったし
森元首相はこれで
肺癌が治ったと言われている
そこまで言って委員会の
辛抱さんも信じきってる
そう聞くと
私も
この薬は
著効する人がいるじゃないかと
期待した
近藤誠アウト~~と
なるのかとさえ
思った
そして5~6年が経ち
現在
まずは
オブジーボ
承認時のデータ
(N Engl J Med 2015;373:1627)(https://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa1507643)
オプジーボ(Nivolumab)は
12ヶ月後で
抗がん剤群に対して
生存率を
改善させたというデータ
確かに
このデータでは
そうかもしれない
だけど
よくみて!
これでも24ヶ月後には
ほぼ同じにみえるよね?
しかも、12ケ月後
生存率が
それぞれ
19%と8%
オプジーボ使った群でも
100中81人は
亡くなっている
それほど期待できる薬では
ないですね
27ヶ月後なんて
Nivolumab群で表示されてないのは
なぜ?
きっと出したくなかったんでしょう?
まあ
それでもある程度でも
効いてるといえば
効いてるのかもしれない
12ヶ月後の
生存率は
このデータ信用すると
改善してるわけで
都合の良いように
操作されてなければ・・・
しか~~し
その後
別の人達が
中立的に
おこなった
データでは
(N Engl J Med 2017;376:2415)(https://www.nejm.org/doi/pdf/10.1056/NEJMoa1613493)。
オブジーボと抗がん剤グループ群は
ほぼ同じ曲線で
低下しており
なんと
びっくり
24-27ヶ月後には
抗がん剤グループ群より
オブジーボ群のほうが
生存率が
がくんと下がっている
オブジーボしてるほうが
悪いという結果
夢の薬の惨敗である
これ是非
なにもしない群と
比べて欲しかった
恐らく
なにもしない群が
一番生命予後が
いいんじゃないかな?
さあ
世の中の
エリート
エビデンス医師たち
どう反論するか
楽しみである
つづく
mor5261
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