介護施設が潰れている~クロ現NHK~ 潰れない施設を選ぶには | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。

昨日  NKHの クロ現 みてたら

 

介護施設の問題点の番組でした。 

結論は 老人入居施設結構作りすぎてるって 話でちょっと驚いた。

 

 まだ 足りない路線と 思ってたから。

 

 

  1つ目の問題は

 

  特別養護老人ホームは 待ちが 52万人もいるのに

 

  稼働率が96%で 実は余っている。

 

  その原因が 

1人員不足で 定員一杯にできなくて、10床位入られれないケースと

2 地方では、予約している方に 実際に入ってもらうように連絡しても

  「まだ もう少し自宅でみます」 と断られる。

 

  ってケースを言ってました。

 

 

 確かに その通りで、人手不足ですが、人手不足でベット使ってない特養なんて

 ほぼ都内にわずかしかないと思いますけどね。超レアケース。問題として扱うにはどうかと。足りないながら、なんとか集めてるのが現状。後に述べる他の施設だったら 人材不足で困ってる施設沢山あると思うけど。

 

 

  二番目の 実際に連絡すると 断られるケースは 地方では私もよく経験します。

  だから 52万人待ってると言っても 実は 本当に待ってるのは半数以下かなって印象はあります。

 

 あと 突っ込みたかったのは 

 

稼働率96% なら 十分じゃない?

  

と。100%なんて 無理でしょ。 当院の全施設でも100%はいかずに98%位と思います。

 

 

職員問題は 今年11月までには 介護職員に ベトナム等からの就労者を雇用できるようになりそうと いう 噂聞いたので、解消していくんじゃないかと 私は楽観的にみてます。

 

 日本語できなくて 大丈夫かと 思われる方もいるかもしれませんが、彼ら 彼女らは 地元で優秀で健康でまじめな方がセレクトされています。日本語も半年位勉強してきてます。

 キチンと育てれば 数年で ものになると 私は考えており。 雇用できるようになったら 真っ先に手を上げようと思っています

 

  

 もう一つの 話題は それより もっと 深刻で

 

 サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)問題でした。

 

  さこうじゅ が どんどん 潰れてると。

 

 

 国土交通省主導で 補助金だして 作らせたサ高住が

 入居者数を確保できずに、倒産に追い込まれていると。

 

 これは でも ある程度予想できた 結果です。

 

サ高住は、建設会社や、土地持ちの人が、建てるケースが他の施設に比べて多いと思います。

 

 つまり 我々業界人(医療法人 訪問看護ステーション チェーン調剤 など)  と違う 異業種が参入してきているんですね。

 

 異業種の方は 経営ノウハウは あるかもしれません。

 

 建設会社ならさらにイニシャルコストも下げることができるかもしれません。

 

 だけど 医療、介護の ノウハウが 低くなりがちで、 且つ入居価格を高めに設定しないとペイしません。

  

 そして 最近 訪問診療の保険点数を圧倒的に下げられたため、訪問診療を引き受ける医療機関を探すのも大変です。

 

 夜間対応なんて 特に 心配ですね。

  私のように 夜でも 指示だしてくれる 医療機関が その保険点数で対応してくれる所が どれだけいるでしょうか?

  

 我々業界人(医療法人 訪問看護ステーション チェーン調剤 など) 

 社会福祉法人はちょっと特殊ですが。

 

が 入居施設作ると、医療のソフト面で患者さんの安心度が高いです。自施設だから、少々遅くても夜中でも対応します。

  

そして最悪施設経営が少し赤字でも、診療報酬や介護報酬等でトータルプラスには持って行いけます。

 

だから 老人ホームが沢山できて、過当競争になると一番最初に 潰れやすいのは、業界人でない人が作った サ高住 になる傾向が高いことは想定の範囲内です。 もちろん 優秀な経営者で、特別で魅力的なサービスを提供すると別ですが。

 

 潰れやすさから書けば

 

 

 業界人以外が作ったサ高住>業界人以外が作った住宅型老人ホーム>>>>>業界人が作ったサ高住>業界人が作った住宅型老人ホームグループホーム>業界人以外が作った介護付き有料老人ホーム>業界人が作った介護付き有料老人ホーム>>社会福祉法人が作った特別養護老人ホーム>出身母体が医療法人の社会福祉法人が作った特別養護老人ホーム

 

と  独断と偏見に満ちた 順位の 考察を書いてみました。

 

 あと 歴史が長い施設も、ノウハウが蓄積されていて順位が多少入れ替わると思います。

 その点 当院は まだまだ歴史が浅いとまでは言わないけど長くもなく10年程度です。

 

 その他 小規模多機能とか お泊りデイとか宅老所もありますが、小さいのは省きました。老健と療養型病棟も外してます。

 

 

 

  入居を検討するときは ご参考に

 

  ちなみに 赤色の施設は 私が現在経営している所です。 青色は今後作ろうと模索している所です。

 

 

  糖質制限は ひとまず 区切りがついたので。

 

  今後は 糖尿病治療や 一般内科の他に この介護対策、ビタミン療法、予防医学、認知症対策、癌治療 地域貢献

 

 特に 最後の 地域貢献はとても大事と思います。

 

 

 まだまだ やらないと いけないことが 山盛りです。

  死ねないな。(笑)

 

 

 

 

でも 昨日のクロ現 面白かったな。

 

 

 

 

 

 

 

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もりぞの内科 
(12/311/11/2除く)
糖尿病診療
院長森園茂明
北九州市八幡西区上上津役2-14-17
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