咳止め | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。

風邪ひいたら みなさん

咳止め 飲みますよね?

 
ドラッグストアでも 売ってます。
 

 病院で もらう 咳止めは

 
アスベリン
メジコン
フスタゾール


なんかありますね。



ところで


咳は どうして おこると思います?


 肺が刺激されるからですよね?


 ここまでは みなさん大体想像通りと思いますが。


 咳止めは どこに作用してるでしょう?


肺では ないんですよ。


脳の中の延髄と呼ばれる部位にある咳中枢に作用するんです。




そう  肺が刺激されて 咳が でるのに、

 作用するのは 脳なんですね。 

 だから 肺は治らないので、重症の咳の場合 いくら咳止め飲んでも治りません。


この 脳に作用する薬としては、麻薬にちょっと近い コデイン系があります。


作用は 当然  ちょっと強いです。


リンコデとか ね。

 


だけど コデイン単独でも、物足りないかたに。。
       
 
 
大昔に 開発されたのが 多分 配合錠系

フスコデ配合錠とか ニチコデ散とかです。

 
フスコデ配合錠は

1錠中
ジヒドロコデインリン酸塩 3mg
dl-メチルエフェドリン塩酸塩 7mg
クロルフェニラミンマレイン酸塩 1.5mg

が 含まれています。


強力な 抗ヒスタミン剤が
 入ってますね。

中枢性に 咳を抑えたうえに
眠気を 犠牲にして アレルギー系の 薬を 患者には 説明なしで 入れてます。

現在なら 抗ヒスタミン作用  があり 口渇 眠気などの副作用があることを

説明しないといけないはずですが


多分 昔は多くのケースで 説明されてないと思います。


現在長引く咳には 吸入ステロイドや 内服ステロイド 抗ヒスタミンなんか使う事も多いですが。


一応アレルギーの薬で 副作用もありますと説明します。喘息の治療として使ってる薬です。

と説明すると。


「私喘息じゃないか飲みません」


っていわれます。




だけど 昔は、こんな 感じで 結構 効くんだけど 副作用を 説明しないで

がんがん  処方や 点滴 医者はしてたんだろうなぁ~って 思います


閉院した 医院の点滴内容とかみると
 ステロイド 沢山とか みます。



 症状の改善は 早いかもしれませんが、 インフォームドコンセントなしで 使うことは 良いのか、悪いのか。
 
結果良く(症状が軽くなる)なるのが 早いので良いのかもしれませんが。







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もりぞの内科 
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療
院長 森園 茂明
北九州市八幡西区上上津役2-14-17
電話:O93-611-5335
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