ADA(アメリカ糖尿病学会) 2015 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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全ての糖尿病患者にスタチンを推奨,降圧目標値は緩和

米国糖尿病学会が診療ガイドラインを改訂
 

 米国糖尿病学会(ADA)は2014年12月23日,糖尿病の診療に関するガイドライン(GL)2015年度版“Standards of Medical Care in Diabetes-2015”をDiabetes Care(2015; 38: S 1-S94)で公表した。改訂に伴い糖尿病患者の降圧目標値が緩和された他,全ての糖尿病患者に中強度~高強度のスタチン療法が推奨され,脂質管理に関しては2013年に発表された米国心臓病学会(ACC)と米国心臓協会(AHA)による合同GLと足並みをそろえた内容に変更された


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米国糖尿病学会が診療ガイドラインを改訂
 してます。


まずは、糖尿病になれば 全員 スタチン飲め! だって。
 

 と アンチスタチン派は 猛激怒 の内容ですが。

 私はこれは 中立的です。

 アメリカの糖尿病患者さんは だいたい めちゃ肥満なので、心血管リスク高く。
 確率的は スタチン内服したほうが、長期予後が伸びそうな気がします。
 まぁ ケースバイケースとは 思いますが。



次は 拡張期血圧 つまり 下の血圧が 80 だったのが 90 と甘くなりました。

 これは 私は 賛成です。過度な降圧は あんまりよくないかなと。



内服の指針は、 最初に飲むのは ビグアナイド

つまり メルビン メトグルコ メデットです。

 これも賛成ですが。

 肥満アメリカ糖尿病 若年者では 当然の チョイスかな。



ただし 日本で 痩せ形や 高齢者の場合 DPPⅣ阻害剤の方がいいと思います。



セカンドチョイスに 日本では
 結構使われている グリニド系や αGI は推奨されてません。

 SU チアゾリジン GLP1 インスリン  DPPⅣ阻害剤 SGLT2阻害剤が

推奨となっていいます。


セカンドチョイスは 異論ありですね。 チアゾリジンは私の選択肢にないです。
 
 症例によっては グリニドとかも よいです。

糖質制限の補助に αGIも


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