青年男性初診糖尿病 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。



成人男性


今回

糖尿病を初めて指摘されました。


2014年1月 初診時 



HbA1c 14.9%  血糖 368mg/dl



もしかしたら 1型糖尿病かもしれないのですが 体重も多めなので 恐らく2型と推測。



でも やっぱり 最初は 一般的な糖尿病専門医なら入院勧めると思いますがどうしますか?と 説明します。



ただし ほとんどの方が 入院されません。


まぁ 私も自分だったら 入院なんて 絶対しないですからね。





即日 外来インスリン導入。(ランタス 5単位と 少量です)



この時点では 糖尿病を治療するっていうより、高血糖で意識障害等を起こさないようにって 意味合いが強いので、持続型インスリンを 少量から開始して 頻回に通院してもらいます。





若い男性には 混ぜる必要のない持続インスリンの1回注射なんて すぐに覚えられます。




入院なんて 無駄ね。



まぁ  医療保険に入っていて そろそろ回収したいときは別ですが(笑




食事療法に関しては、この時点では 糖質制限は説明しません。


高ケトンになると嫌なので、


 


普通の食事を 3食 して、間食しない。 ジュースのまないでねにひひ



と説明します。







photo:01




iPhoneからの投稿




3回目の受診で 1型を否定されて、血糖も落ち着いてきてるところで、糖質制限を説明。




2月の受診時は 血糖も下がってきているので、内因性インスリン分泌が保たれていることを確認して、インスリン中止。



内服 DPPⅣ阻害剤少量と メトフォルミン製剤を 開始しています。



3月受診で HbA1cはまだ 10%以上ですが 随時血糖が ほぼ正常近くになっています。




むしろ血糖 正常化が 早すぎる位ですね。



糖質制限は 少し弱めて、治療後網膜症が起きてないか眼科受診を勧めます。



DPPⅣ阻害剤は 中止して メトフォルミン製剤のみ、又は内服すべて中止としていく予定です。



糖質制限の血糖低下作用 ヤバイっすね。(笑



当ブログ症例は STAP細胞と違い、 他人引用 ねつ造 画像は 一切使用していません。(笑




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もりぞの内科 年中無休
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療

院長 森園 茂明
福岡県北九州市八幡西区上上津役2-14-17

電話:O93-611-5335

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