1型糖尿病 糖質制限の一例 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。


もうすぐ江部先生 来福のため 


http://ameblo.jp/morizononaika/day-20131001.html

 

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ブログも 糖質制限で もう一つ続けようかな。




 

 

今回は SPIDDM発症初期 患者の SMBG(自己血糖測定) の考察です。

(GAD抗体陽性 血中CPR低下 やせ型 HbA1c高値 若年発症)





時々 専門過ぎて難しいとのご指摘を 受けますが


(SPIDDM) (SMBG) (内因性インスリン分泌) (カーボカウント) (HbA1c) (GAD抗体) とかのキーワードは Googleで 調べればわかるので


当ブログで 詳細な説明は 省略します。

  


 

だから 今日の話題は 調べないとわかりません。申し訳ありません。

 


 


この 患者さんは 準1型糖尿病のSPIDDM(まだ内因性インスリン分泌は保たれています)ですが


糖質制限を行っています。




 

ちょっと 横道にそれますが

私の 知っている 1型糖尿病で糖質制限を行っている方は



明日 江部先生の会にも コメンティターとして参加される

 

 

小倉第一病院の 管理栄養士がいます。

 
 

関係ないですが 彼女はとても美人です。(笑

 

 そして 聡明です。



1型糖尿病のドクターといえば


黒田 暁生先生
南昌江先生先生

 とかいますが

糖質制限は 多分してなくてカーボカウントだと思います。



数カ月前の 私が聞いた講演では 南先生は 糖質制限に否定的でした。

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1型糖尿病で 糖質制限を行うと

  


ランタスや トレシーバといった持続型を注射して ノボラッピドとか ヒューマログを打たなくていいのかなって 思っていたのですが

 
 

予想に反して彼女(小倉第一病院の管理栄養士)は 持続型を使わなくて 超即効型を 3回注射していると 本人から伺いました




糖質とって、インスリン注射すると体重増えるので それはあまりしたくないんだと予想しています。



持続型インスリンがいらないのは 少しは内因性インスリン分泌が残っているのかな?





って 本線に戻って。

 


当院通院中の SPIDDMの患者さん



現在 インスリンも内服も 使用せずに 自己血糖測定のみしています。



 

教科書的や まじめな先生のネット上だと


SPIDDMだと 早期に インスリン治療開始した方が、いいよ って書いてると思いますが



私は 本人のできるだけ 薬やインスリンは使いたくないって 事を尊重して治療しています。




それで 自己血糖測定の 値が ↓ こんな感じです。





photo:01





iPhoneからの投稿



まだ 内因性インスリン分泌能があるので インスリン使わなくても糖質制限だけである程度血糖コントロールできるようです。

 


注目は 15日の 昼食後血糖です。


 昼食後 340 と高血糖をたたき出してます。



これは 友人数人と外食したため。初めて ご飯を食べちゃったようです。


 

これまでずっと 制限してた お米を 発症後はじめて 食べちゃったんです。




内因性インスリン分泌が減った患者さんが 炭水化物(糖質)を食べちゃうと こんな風に ぐんぐん 血糖が上昇します。





これを みて 私は ご飯は絶対食べるなって 言いたい訳ではないです。



ときに ご飯食べたくなったら その時だけ 超即効型インスリンを注射したら どうですか?



ってアドバイスしますが、 この患者さんは、インスリンは打ちたくないので、糖質を摂らない事を選択しました。



インスリン人気ないですね(笑




それで 思ったんですが


 この患者さんに インスリン使うとしたら、やはり持続型インスリンでなくて、カーボカウントした超即効型インスリンになると思うので、小倉第一病院の管理栄養士さんと同じようにになるのが 非常に興味深かったです。



これからも 私自身経験を 重ねて いい治療ができるといいなぁ と考えています。




糖尿病学会所属の一般的な糖尿病専門医の先生では 絶対経験できないことですからね。




明日もう一度 チャンスがあれば 小倉第一病院の管理栄養士に 内因性インスリン分泌の残存具合も聞いてみたいです。





時間あれば 江部先生にも。

 

 

1型糖尿病を多数診てて 糖質制限も指導しているって ドクターは 超極少ないので

そこの分野では 福岡&九州で 私が頑張りたいと思います。



 
 
 


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もりぞの内科 年中無休
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糖尿病診療

院長 森園 茂明
福岡県北九州市八幡西区上上津役2-14-17

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