日経メディカルより
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/201309/532528.html
72回日本癌学会学術総会で学術会長を務める中村祐輔氏(米シカゴ大医学部教授)が、9月17日に都内で開かれた日本癌学会プレスセミナーの席上、“がんもどき理論”を荒唐無稽と批判した。
これは「がんもどき理論を背景に癌の放置を推奨する書籍が売れている現象」について感想を求めた記者の質問に中村氏が答えたもの。「学術総会の会長としてではなく、あくまで個人の見解」と断ったうえで、「日本臨床腫瘍学会や日本癌治療学会など癌の治療に携わる学会が、公式に反論すべきであると思う」と語った。
がんもどき理論は慶應大学医学部講師の近藤誠氏が唱えるもの。癌は悪性の癌と、悪性度が低く致命性の低い「がんもどき」に二分される。検診で発見されたり、治療が奏効する癌の多くはがんもどきであり、放置しても構わない。対照的に悪性の癌は発見された時点で進展しており、治療も奏効しない。結果的に一部の癌を除き、検診による早期発見も治療も患者の不利益になるため、放置したほうがよいとする考えだ。
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私は 近藤先生に すべてを傾倒してるわけでないので
がんもどき理論が絶対正しいか どうか 100%信じているわけではないんですが。
少なくとも従来の 化学療法では 癌は良くならない 又は生命予後がそんなに伸びない事は 肌で感じています。
だから どちらかといえば 近藤理論の方が 実臨床には現時点では 合うケースが多いと判断しています。
だけど癌治療も 常に進化しています。
標的癌細胞だけに作用する 薬とか どんどん開発されれば 意見も変わってくると思います。
医療は ほんと 分からない事がまだまだいっぱいです。
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もりぞの内科 年中無休
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糖尿病診療
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