炭水化物制限 in kumamoto | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。


第56回 日本糖尿病学会 【開催期間:2013年5月16日~18日】

肥満者の高炭水化物摂取、非肥満者の高脂質摂取が糖尿病発症リスク上昇と関連
2013年5月16日 

 食習慣が糖尿病の発症に大きな影響を及ぼすことは周知だが、炭水化物、脂質の摂取量が将来の糖尿病発症にどのような影響を及ぼすのか十分に検討されていない。なお、「日本人の食事摂取基準(2010年版)」では、成人における摂取エネルギー比率の目標量を炭水化物50%以上70%未満、脂質20%以上25%未満(30歳以上)としており、日本糖尿病学会は糖尿病における炭水化物の摂取エネルギー比率50-60%を目安とすることを推奨している。そこで金沢医科大学公衆衛生学の櫻井勝氏らは、職域の日本人中年男女を対象とした観察研究を行い、炭水化物、脂質の摂取エネルギー比率と将来の糖尿病発症の関連について検討し、5月16日に発表した。


===



日本糖尿病学会が 熊本で開催されましたね。



 

大きな話題は



HbA1cの目標が 優良可 から



HbA1cの目標値は 患者さん個別に 考えるという 当たり前の方針が 遅れて ようやくコンセンサスとなりました。





年中無休 もりぞの内科 院長ブログ                                  あなたの主治医になりたいです

 


いづれ 炭水化物のカウント や制限が 糖尿病治療の基本の一つとなると 思いますが



まだまだ 時間がかかりそうです。 

 


だけど 着実に炭水化物に注目した 演題は増えていくでしょう。




上の発表も とりあえず やわらかく、周りの えらい先生に迫害されないように考慮したのか。




肥満者には 高炭水化物の摂りすぎが悪いんじゃないかな。って感じで 肥満じゃない痩せ型には 高脂肪が悪いって 感じの発表のようです。




たしかに。 高度肥満患者に関しては、やせ形糖尿病より、圧倒的に糖質制限で血糖改善するような気がします。




是非 肥満2型糖尿病患者さんは



食品交換表による 治療が無理って 思ったら、糖質制限も 治療選択肢の一つにしている医院に受診してみても 良いと 思いますよ。



食品別糖質量ハンドブック/洋泉社
¥840
Amazon.co.jp




===================

私への質問はコメントに書いてください。

コメントは現時点ではすべて公開しています。

(一応私が見てから公開するのでタイムラグあり)

可能な時はコメント返します。
私への直接メールは拒否設定にしています。

====================
もりぞの内科 年中無休 (12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療

院長 森園 茂明
福岡県北九州市八幡西区上上津役2-14-17

電話:O93-611-5335

====================

 ペタしてね 読者登録してね