僕は、2年ぐらい前に『本当に明日から使える漢方薬-7時間コース』という本を書きました。漢方に興味を持って勉強しようと思ったら、これを読んでください。ただ、若い先生は勉強しない方がいいです。まず西洋医学を各診療科で5-10年勉強してもらって、「あれ、俺一人前になったのに何か治せない患者がいるな」と思ったときに漢方を勉強した方がいいと思います。そういう方が早く立派になると僕は勝手に思っています。
なぜ僕が漢方にハマったか。それは、僕が西洋医になって、治らない患者がいることに困ったから。漢方にハマる先生は臨床が好きなのですよ。目の前の患者を治したいなと思っている。でも、一生懸命勉強しても「治せない」と分かる瞬間がある。多くの人は西洋医学で治せるけど、完璧じゃないから、何人かは治せない。そんな時に漢方を使おうと思う。ぜひ、「臨床が好きな先生ほど漢方を使う」ものだと頭の隅に置いておいてください。
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- 新見先生のm3からの 抜粋です
同意する部分が多くて載せてみました。
確かに 若いうちは漢方勉強しないほうがいいかもしれません
それに 若いころって 漢方が 胡散臭く感じるんです。
陰陽のバランスとか
五行とか
経絡とか
なんか 占いのような
西洋学を理論立てて学んだものとしては 胡散臭く感じます。
そして、実際に使ってみても、西洋薬ほどのキレ味がなく
「あ~効かないな」 って印象を 最初もちます。
もちろん 漢方派の人々からは
証が 違うからだとか その他私の知らないようなことを色々
言われるんですが
実際
西洋薬は 証なんて考えずに誰にでも 想定の範囲内で効く事が多いので
漢方は 若い頃は 一度漢方から 離れがちになります。
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そうやって 西洋医学で 臨床ばかり 10年以上やってると
西洋薬だけでは 治らない患者に 数多く出会い 悩むことになります。
私は、研究はしなかったので 本当臨床ばかり 15年位しています。
そんな最近、 漢方 にも興味を持ちました。
また転移した癌に対して抗癌剤を使用しても、苦しいだけで亡くなっていく姿をみると、現在の西洋医学というか日本の保健医療に疑問を持ち、高濃度ビタミンCや免疫療法を学ぶことになりました。
ビタミン点滴 調べたり 免疫療法 調べたり
保険外療法 等にも 興味がでてきました。
病気は治っているはずなのに 症状がある患者さんは
不定愁訴と 決めつけないで 色々漢方を試してみてもいいのかもしれません。
ただし 中々 いい組み合わせが見つからないことも多いのも事実です。
ちなみに 新見先生は 昔太っていたけど
大柴胡湯と桂枝茯苓
でやせたそうです。
これも 本当に漢方だけの効果というより、運動を取り入れたことが大きいような気はしますけどね。
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