以前は 権威のある所が出した医学書や テスト対策のテキストしか読んでませんでしたが
開業して 色々な本を読むようになりました。
今日紹介するのは これ
- 医者の私が薬を使わず「うつ」を消し去った20の習慣/中経出版
- ¥1,365
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これまでの 本と 同じところは
「頑張らない」 ってことですが
この本の 特徴な点は
相手は変わらないから、自分を変えましょう。 って 所が1点
例は
家事の大半をして、自身もパートで働いているD子さん。
夫の Eさんに
「休みの日ぐらい家事を手伝って」
「休日位 子供の相手をして」
という不満をもって 夫に言うこともありました。
一方夫は
「平日は会社で疲れているから土日は家で休ませて」
と 思っているのでD子さんがいくら不満を言っても夫の態度は変わりません。
D子さんは そんなEさんに怒りを感じ 気持ちを我慢するうちに うつ状態になってしまいます。
D子さんが うつから抜け出す方法は?
SSRIを飲むことでしょうか?
そうではなくて
その方法は「自分が変わること」
相手は変わらないので、自分が変わる。それで 夫婦にかぎらず 人間関係がぐっと楽になる。
自分が変われば、相手も良い方向に変わってくることがあるってことで
北風と太陽みたいですね。
どういう風に変わればいいかは本を参考に。
次に 大きなポイントは、 本のタイトル通り、薬は基本的に使わない。
しかし すでに飲んでたら 無理にやめることもないってこと。
現在精神科医の中では
「神経伝達物質のバランスの崩れが うつを引き起こす」
と いう考えが主流で
セロトニン不足で うつになっちゃうので
SSRI(Selective Serotonin Reuptake Inhibitors)
という薬を飲んで、セロトニン濃度をあげることによって
治してあげるって治療が一般的ですが
そもそも神経伝達物資のバランスが崩れる原因、すなわち上流の原因は 過度のストレスなので
薬で下流を治しても、根本的には治らないってことが書かれています。
私も大賛成です。
うつになる人は
特有の「うつになる考え方」をもっています。
うつの「症状」は薬でも麻痺させることができるかもしれません。
でも「原因」は薬では取り除けません。
原因を取り除かないと一見治ったように見えても再発の可能性が残ります。
だから 「原因」を作る「考え方」を変えていくことが大切です。
なんてことが、 難しい うつ治療の基本のような気がしています。
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今日の話は
ほぼ引用文章になっちゃっています。
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糖尿病診療
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