最近の雑誌,新聞記事に日本高血圧学会が反論
「科学的な研究成果を全く無視したもの」
日本高血圧学会は,昨日(7月12日)公式サイトで,同学会作成の高血圧治療ガイドラインは「世界的な高血圧治療の指針に従っているだけで,根拠が全くない」などとした最近の雑誌,新聞記事に対し,「高血圧に関する科学的な研究成果を全く無視したものである」と反論した。同学会理事長の島田和幸氏(小山市民病院病院長)は,小社の取材に対し「ガイドラインは時間をかけて築いてきた治療概念である。報道による日常臨床への混乱はない」と答えた。
国内外の最新のエビデンス反映しガイドラインを改訂してきた
最近雑誌,新聞などのメディアで散見される誤った認識に基づく記事例として,同学会が挙げたのは次のような内容。
「高血圧の定義が140/90mmHg以上という基準は低すぎる」
「高血圧の定義は,昔はもっと高かった」
「基準を下げると,それだけ高血圧患者が増えて製薬会社がもうかる仕組みになっている」
「疫学成績では,むしろ血圧の低い方が悪いという成績もある」
「日本高血圧学会が作成した高血圧治療ガイドラインは,世界的な高血圧治療の指針に従っているだけで,全く根拠がない」
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血圧は 下げた方がいいと思います。
特に若くして血圧が高めの人は。
製薬会社が儲かるように、言っているわけではありません。
実際、実地医療をしていて、やっぱり心筋梗塞や脳卒中を起こす人、透析になる人は、 若くして血圧が高い人が 多いです。 (低い人もいますが)
安い薬でも いいと思います。
私は ACE阻害剤、Ca拮抗薬、利尿薬と 安価なものをベースに治療しています。
これなら3剤使っても、3割負担で 月の患者負担が診察費込で 当院なら2000円位です。(院内処方で)
副作用(咳等)がでてから、高価なARBや一部のCa拮抗薬を使っています。
すると月 3000~4000円位になっちゃいますけどね。
ただし、何度も言っていますが、高齢者は、過度降圧になっている事が多いので、是非24時間血圧計でチェックしてください。
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糖尿病診療
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