第72回 米国糖尿病学会(ADA2012) 【開催期間:2012年6月8日~12日】
デグルデクでグラルギンに比べ低血糖低減、特に未治療2型糖尿病患者で顕著、第3相試験メタ解析
2012年6月13日
低血糖および低血糖に対する患者の恐怖は、インスリン治療で良好な血糖コントロール達成する上で、大きな障害となる。持効型のインスリングラルギン(以下、グラルギン)やインスリンデテミル(以下、デテミル)はNPHインスリンと比べ、ピークのない安定した血糖降下作用を有し、より低血糖リスクが少ないインスリン治療を実現した。この流れをさらに進めると期待されているのが、新しい超持効型のインスリンデグルデク(以下、デグルデク)だ。カナダ・マウントサイナイ病院のBernard Zinman氏らはデグルデクとグラルギンを比較した第3相試験を用い、低血糖リスクについて比較するメタ解析を実施、6月10日に報告。Zinman氏はメタ解析の結果、デグルデクはグラルギンと比べ低血糖リスクを低減できることが示され、グラルギンよりも低血糖発現頻度が低く、厳格な血糖コントロール目標を達成できる治療法となりうると解説した。
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グラルギン はランタスのことです。
今、持続型とか中間型とか、ベースに入れるインスリンでは 効果としてはランタスが 一番と思います。 安全性とかを入れれば、異論があるかもしれませんが私は安全性も劣ってはいないと考えています。
当院通院中の 1型DMも、90%位がベースはランタスです。
(中間型とレベミルが ちょこっといますが。)
以前のブログにも書いたとおり、当院には1型糖尿病は男性が多いこともランタスが多いと思います。
(妊娠予定の女性は中間型使ったりするので)
この 業界(医療業界)で 男性に 支持されるってことは、良い病院の証と勝手に思っています(笑
話戻しまして。
ついに ランタスより 効果がよさそうな 持続インスリンが発売されそうです。
一般名
デグルデク
まだ 商品名わかりません。
これ よさそうです。 同社の レベミル 今ひとつだったからね(笑
いつ発売されるか 全くわかりませんが 当院では発売日 即採用予定です。
大きな病院では、すぐには採用になりませんよ。
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