インスリン頻回(4回以上)注射には
もう かかせないようになってきている
カーボカウント
これまでのブログ読んだ方は御存じでしょうが、普通の2型糖尿病患者さんにはインスリン頻回注射基本的に嫌いな私ですが、1型糖尿病や、インスリンが枯渇している2型糖尿病の患者さんには 当然頻回注射しています。
そのカーボカウント。 簡単に 言えば、 血糖を上げるのは 炭水化物だから
炭水化物の量(g数)に 合わせてインスリン量を決めましょう。
って事です。
しかし まだ 糖尿病学会も どういう風に指導するか 迷っているんでしょう。
と いうのは 巷にある カーボカウントの 本。
1カーボ 炭水化物15g で計算する本と
1カーボ 炭水化物10g で計算する本が
なんと混在しているんです。
その昔 VHS と ベータ があって どちら買うか迷ったように。(あっ もう若い人は知らないか。
どちらに統一したらいいか 迷いますよね。
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↑ この本は 1カーボ 炭水化物15gで書いています。
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これも 1カーボ15g の話が中心です。
そして
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↑この本は
1カーボ 炭水化物10gで 書いています。
私 個人的には 1カーボ 10gにした方が 計算しやすいです。
次回の糖尿病治療ガイドが どうでるか不明ですが
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カーボの概念をなくして
炭水化物 何gに インスリン 何単位 みたいになりそうかな。
まぁ それならそれで 10g 1カーボ と同じような気がしますね。
とりあえず 当院は 今のところ 炭水化物10g 1カーボ
1カーボ(炭水化物10g)につき インスリン何単位 みたいな感じで 行っています。
これも、色々なブログで 素晴らしい成績をかいているのも見受けますが、そんなに甘いものではありません。
内因性インスリン分泌のなくなった糖尿病患者さんの血糖は、かなり頑張っても難しく変動します。
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もりぞの内科 年中無休
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糖尿病診療
院長 森園 茂明
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