風邪にPL | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。

病院で風邪ひいたら よく処方されるのが

 

 

通称 PL (ピーエル)

 

正式名はPL配合顆粒 ですね。

 

 

患者さんからも よく 「風邪ひいたのでPL下さい」って言われます。

 

 

 

PL の中の アセトアミノフェンの量がいくらだったか忘れたので昨日調べてみました。




1年位前から

添付文書HD



で 薬の添付文書みてます。


  

 

アプリ85円なので安いですね。私が購入時は 100円ちょっとだったですが。 このアプリには すべての薬の添付文書が入っていてiPadで見る事ができて常に更新されてて新薬にも対応しています。


以前は

日本医薬品集 医療薬2012年版/著者不明
¥13,650
Amazon.co.jp


こんなの1万円以上だして2年に1回位買っていましたが、 今や iPadがあれば 85円で済むようになりました。

 

 

 
 

話戻して、PL は いつも 通称 「さんかけ」 で処方されますよね。

  

1包 1g で3g3× つまり 朝1包 昼1包 夕1包で 1日3回飲みますよね?

 

  

 

先輩の先生の処方を研修医のときから みてて、PL は さんかけ が常識 と思っていましたが

 

 

添付文書みると

 

通常,成人には1回1gを1日4回経口投与する。
なお,年齢,症状により適宜増減する。

  

とかいてます。

適宜増減と書いているので3回でもいいんですが、標準用量は よんかけ だったんですね。

 

 

PLは 朝1包 昼1包 夕1包 寝る前1包 飲むのが由緒正しい飲み方だったんですね。

 

 


ちなみに 最近発売される 薬 つまり 新薬は 基本は 添付文書通りに処方しないと

 査定されやすいので、添付文書には かなり熱心に目を通しています。


PLは これまですべて 3かけで処方していましたが、査定された事はありません。

 

 

オチのない内容で申し訳ありません。





ちなみにちなみに PL 1包の中には アセトアミノフェンが150mg含まれていました。


よんかけで飲むと 1日 600mgです。


頓用のカロナールを一緒に希望される方もいますが、アセトアミノフェンの上限を超えないように注意して下さいね。


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