慢性期の患者さんは医療入院が減って介護施設や在宅介護へシフトしていくでしょう。
医療の側から見れば、大賛成の人ばかりではないですが。
その流れは止まらないでしょう。
それはおいておいて。
今後問題化しそうなのは、慢性期の歩行障害や、寝たりきの患者さんが急性増悪した時の受け入れ先だと思います。
当院から一番近い年金病院なんかに、寝たりき患者さんの急性増悪を頼むと、少し嫌な顔をされて、なんとなく こちらも嫌な感じになります。 そしてよく断られます。
壮年期の心疾患や、小児患者は、すぐに受け入れてもらえるのですが。
命の価値。
確かに寝たきりの85歳や90歳の患者さんと、働き盛りの30~50歳患者では違うかもしれません。
難しい問題ですね。
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慢性期の急性増悪の患者さんは、公的病院より、民間色の強い病院の方がすんなり、受け入れてもらえるような気がします。
新水巻病院は、だいたい全部受け入れてくれます。 私の出身の新日鉄八幡記念病院もほぼすんなり受け入れてもらえます。病院の理念としてか済生会病院や共産党系列の健和会病院もほぼすんなりと受け入れてくれます。
年金病院や、医療センターは、なかなか、壁が高く、紹介するとき、こちらも嫌な思いがすることが多いですね。
そんな経緯があり、年金病院に、売却&民営化問題が勃発した時。
住民や、医師会が民営化反対していましたが、
私は、そのまま 民営化したほうが いいのではないか?
と思ったものです。
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2012年診療報酬改正では、慢性期の在宅患者の急性増悪を受け入れた時は、診療報酬がアップするようになりそうです。期待しています。
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もりぞの内科 年中無休
(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療
院長 森園 茂明
TEL:093-611-5335 FAX:093-611-5885
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