ファーストチョイス | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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専門は糖尿病ですが、内科一般診察しています。時に子供も。糖尿病で病院を迷われている方、介護施設を探している方、ご相談下さい。


ファーストチョイス


「第一選択」


当業界では、最初に使う薬をさします。


よく 製薬会社の人に


「先生、糖尿病薬のファーストチョイスは何ですか?」


ってきかれますが


いつも


「ひとによって違います」


って答えています。



体重、合併症の有無,性差

年齢、インスリン分泌能 、性格

生活環境 経済的理由etc.


使う薬は総合的に判断します。


でも、

肥満若年糖尿病患者さんには


メルビン(250)を使う事が多いですね。


なにしろエビデンスが豊富で

安価。患者負担を考え長期の院内処方にしています。


問題は、日本では副作用を気にしすぎて

容量が750mgまでしか使えなかったのですが



ついに春以降に

三和化学から

容量の大きなメルビン(まだ名前不明)が

承認販売されそうです。



容量を増やせばHbA1c低下作用が大きくなります。



期待度 大 大 です。



乳酸アシドーシスを不安視する人もいますが

対象をきちんと選択すれば、ほぼ100%防げると思います。



古くて、安くて、とってもいい薬ですよ。


アクトスを第一選択としている 産○○科大学病院第○内科

なんて信じられません。


肥満を伴わない患者さんは 私は 

アマリールをファーストチョイスにしています。

痩せ型にベイスン使っても高価なだけで効果はほとんどありません。

(ちょっと かけてみました 笑)

===

専門医は メルビン アマリール

非専門医は アクトス ベイスン

が多いらしいですね。


以下参考文章


http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200706/503586.html


 軽症2型糖尿病治療の第1選択薬としてよく使われる薬は、肥満を伴う2型の場合、全体では「アクトス」が、糖尿病・内分泌代謝内科では「メルビン」が、それぞれ1位であることが分かった。肥満を伴わない2型の場合は、それぞれ「ベイスン」と「アマリール」だった。日経メディカル オンラインが医師会員を対象に行った「2型糖尿病の薬物治療に関する調査」で明らかになった。



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もりぞの内科  年中無休(12/31 1/1 1/2除く)
糖尿病診療
院長 森園 茂明
URL:http://www.geocities.jp/morizononaika/
TEL:093-611-5335  FAX:093-611-5885

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