2008年4月診療報酬改定でジェネリックが処方されやすいようになりました。
ジェネリックへの変更不可の場合、処方箋にドクターの名前と印鑑を押さないといけないようになりました。
国は積極的にジェネリックを処方するように頑張っていました。
ちょどその頃、ジェネリックのCMがよく流れるようになり、その認知度も上昇してきました。
そんな折、県からか市からか国からか忘れましたが
1通のFAXが当院に流れてきました。恐らく全ての医療機関に流れたと思います。
なんとそこには、生活保護の方には基本的にジェネリックを処方するようにと書かれていました。(そうしないと査定がはいるような感じでした。)
いよいよそこまできたか。と私は思いました。
さすがに人権問題という事で、数日後に、あのFAXはなかったことにしてください。とのFAXが来ました。
まぁ当然だと思いますが。
しかし私の考えで処方内容を決めてしまうと結果的には、保険料の負担がない方や少ない方が先発をのんで、保険料を多く負担している方がジェネリックを飲むという皮肉な結果になってしまいます。
私はそれでいいのですが。
どこか国の首相にみたいに「たらたら飲んだりして病気になった人のために税金を払うのはどうか」と考えている方には受け入れてもらえないかもしれませんよね。
中々難しい問題ですね。
でも個人的には麻生さん好きですよ(笑
医者はだいたい非常識と私自身も思っているので。
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もりぞの内科 院長 森園 茂明
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