2型糖尿病のインスリン自己注射は1日何回打ちがいいか?パート1 | ほぼ年中無休 もりぞの内科の「ホンネでぶつかる医療の話」

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2型糖尿病のインスリン自己注射は1日何回打ちがいいか?

テストでこの問題がでれば解答は

「毎食前に速効型又は超速効型を使用して、寝る前に中間型又は持続型をうつ4回注射がベストである」
となります。

業界では有名なKumamoto Study等で証明されている事になっています。
http://www.dm-net.co.jp/daikibo/5kumamoto_study/

私もこれは間違いではないと思いますが、現在ある程度インスリン分泌能が保たれている2型糖尿病患者(ほとんどのケース)で、私が4回注射でインスリン導入(開始)する事はありません。
(大病院から紹介患者では、そのまま続けていることはあります)

もちろん1型糖尿病ではインスリンは最低1日4回打ちで、時に5~6回打ちの指示をすることもあります。
2型でもかなりインスリン分泌が枯渇している場合は4回打ちにします。

ところが現在ほとんどの2型糖尿病患者さんで私がインスリンを導入する時はほぼ2回打ちです。
今後はレベミルという持続型インスリンが新発売されたので1回打ちも増えていくと思います。

理由は後で。

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もりぞの内科
院長 森園 茂明

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