ここで一つ症例を提示します。
糖尿病の治療を専門に行って1年半が経った頃でした。 医者として4年目の時です。当時は前述の通り福岡日赤病院糖尿病内科に勤務していました。
大きな病院では週に1~2回、ドクターが皆で集まって、それぞれの入院患者さんに対してのディスカッション(治療方針をみんなで決める)があります。
私は、食事療法+運動療法+内服療法をおこなってもコントロール不良の患者さんを受け持っていました。 私はその受け持ち患者さんに、インスリン導入してみてはどうでしょうか?と提案しました。それには他の4人のドクターも全員賛成しました。
次にどのインスリンで何回打ちにするかという話題になりました。燃えに燃えていた私は、4回打ちにするべきだと提案しました。
4回打ちのデメリットは面倒くさくなる事だけだと思っていました。
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もりぞの内科 院長 森園 茂明
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