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このブログは演歌歌手三山ひろしさんの故郷高知県から三山さんや高知の話題をテーマに書かせていただいております。
さて、6月6日に東北地方からスタートした新たなコンサートツアー「三山ひろしコンサート2024〜熱唱！熱演！うた語り！」。
先週金曜日（7月5日）は通算7回目となる姫路市公演でした。
姫路市はほんの少しですがご縁のある街。
行って参りました。
会場はJR姫路駅の北東側に隣接する姫路市文化コンベンションセンター「アクリエひめじ」大ホール。
姫路駅の北には日本初の世界文化遺産でもある国宝姫路城の勇姿↓。
その天守閣を望む駅ビル「Piole（ピオレ）姫路」の二階からアクリエひめじまで屋根付きの連絡通路が設置されています。
↑こちら↓のサイトに掲載されている案内図。
https://www.himeji-ccc.jp/access.html#access
↑ピオレ姫路からの出口。地上からもこの位置まで上がれるエレベーターと階段が設置されています。
連絡通路はいくつかの建物に沿っていて、途中で一度地上に降りるポイントがあり、そこにもエレベーターと階段があります。
降りたところの交差点を渡った先に、JR播但線の高架下をアクリエひめじ二階へ通じる通路が伸びています。
猛暑の中でしたが日陰を歩けました。
そして冒頭の写真のこの↓場所を通りアクリエ姫路に到着。
想像どおり建物の内外とも広々ゆったりした大規模な施設。
姫路市の潤沢な財源が想像されます。
いやぁ羨ましい
https://m.youtube.com/watch?v=8P5Ecdd1Knk&pp=ygUS44Ki44Kv44Oq44Ko5aer6Lev
敷地内でツアートラックを探しましたが、建物内に収まっているらしく見つけられず。
搬入口らしき場所は広い立入禁止エリアの中で覗くこともできません。
撮影は断念して建物内に。
中は既に入場待ちの人で溢れていて、開場時間より少し早く入場が始まりました。
物販コーナーはたくさんの人で大賑わい。
席に着き、2010席の客席全体を見渡すと３階席までいっぱい。
大盛況‼️
大ホールの緞帳↓は姫路市出身の世界的デザイナー故高田賢三さんがデザインされたものとのこと。
↑ 「SUNRISE」と名付けられた朝陽が姫路城と大地を照らす情景が描かれたデザイン。綺麗でした。
https://www.fashionsnap.com/article/2021-07-10/kenzotakada-arcrea-himeji/
開演前には緞帳前の壇上から物販の方の元気なPRの声。笑いと拍手が起きます。
三山ひろし公演の名物とも言えるおなじみの声。コロナ5類移行から1年が過ぎ、コロナ以前の雰囲気が復活して嬉しいかぎり。
開演を待つ客席はザワザワと「幕開けが楽しみで仕方がない」といった雰囲気。
そして開演を告げるブザーが鳴り・・、
やがてオープニング曲が響き始めます🎵。
客席の照明が落ち、緞帳が上がると、ステージ中央に両手を広げた三山さんの姿。
流れていた曲は昨年のNHK紅白歌合戦歌唱曲「どんこ坂」のイントロに変わります。
客席からは大きな拍手と歓声
🎵あなたの涙は 見たくない
苦労も幸せも 二人で分ければ 歩いて行ける・・🎵
歌唱を終え、来場への感謝を述べ、笑いを取りつつ自己紹介されました。
オープニングトークでは9年連続9回目のNHK紅白歌合戦出場や作詩大賞受賞、松尾芸能賞優秀賞受賞等を報告し、謝意を伝えられました。
2曲目の「北海港節」は四国の会場と同じく曲名が告げられた途端に客席からどよめきが。
やはり一年前のリリースから世にインパクトを与え続けて来た話題の一曲です。
三山さん、期待を裏切らないパワフルな大熱唱！。
ステージ一杯に力強いアクションと表情で漁師として生きる気迫を表現され観客の心を鷲掴み‼️。
客席からは割れんばかりの拍手と歓声。
そしてオリジナル曲、カバー曲の歌唱が続いた後の「瞼の母」では打って変わって目に涙を浮かべての大熱演、大熱唱！
客席は息を呑んでステージを見つめる人また人。
忠太郎になり切る三山さん、リアルなセリフと表情はとても演技には見えません。
初めてではないのにまた泣かされてしまいました。
まさに「熱唱！熱演！うた語り」のタイトルどおり。
創作された落語歌謡「厩（うまや）火事」。
古典落語の長い内容を上手くまとめ、噺と歌唱でストーリーを理解させつつしっかり落として笑わせる構成。
登場人物の演じ分け、本当に巧いですねぇ。特に女性の巧さは抜群です。
ネット上には「髪結のお崎さんが可愛い」との声もありました。
後半は三本のギターとドラム演奏を披露。
ギターはガットギターとフォークギターに加えて今回のツアーからエレキギター🎸も。
超多忙な中、短期間でよくここまで鍛えられたものです。
過去には「楽器は苦手」とおっしゃっていたのにその苦手に挑戦してステージで3種類のギターを披露されるまでに。
取り組んだことは極め尽くす三山さん、歌と同じようにギターも極められることでしょう。
そしてドラム演奏。
大迫力の華麗なスティックさばきと歌唱に観客の皆さんは釘付け。
皆さん息を呑んでステージを見つめています。
演奏が終わった後のどよめきがその驚きと感動を物語っています。
すぐ後ろの席から感嘆のため息や「すごいねぇ。」の声。
しばらく興奮冷めやらず。
そしてスリーマウンテンバンドのメンバー紹介。
三山さんが歌唱されながらミュージシャンの方々をご紹介。
ミュージシャンの皆さんとの心のつながりを感じる温かなひとときでした。
ここからは何曲かの歌唱に楽しいトークやグッズ紹介、けん玉の妙技披露など、楽しい時間はあっという間に過ぎて行きます。
終盤に向けてあらためて観客への謝意を伝えられ、10年連続10回目の出場が懸かる年末のあの番組への応援を期待されました。
クライマックスは高知会場で初披露されたスペシャルアレンジの「恋…情念」。
ステージの編曲はスリーマウンテンバンドのベーシスト渡辺裕美さんが担当されたとのこと。
8月28日発売のCD「恋…情念【感謝盤】のボーナストラックに「ダイナミックバージョン」として収録されるそうです。
https://www.crownrecord.co.jp/s/c01/artist/miyama/music
↑日本クラウンのサイトにある感謝盤CDの情報にはダイナミックバージョンの編曲者として猪俣義周さんと渡辺裕美さんのお名前が併記されています。
作曲者の弦哲也さんが三山さんへの「挑戦状」に例えられた女性の情念を描いた難しい楽曲。↓
https://otokaze.jp/news/9999999925232
過去にないジャンルにかなりの試行錯誤があったものと拝察されますが、三山さん、主人公になり切っての圧巻の熱唱を披露されました。
工夫された舞台セットと照明が盛り上げる中、素晴らしいアレンジと相まって客席は酔いしれました。
振り返って見ればコンサート全体に「恋…情念」を盛り上げるための工夫があり、狙ったとおりの効果が出ていたように思います。
素晴らしい盛り上がりでした。
エンディングは「恋…情念」のカップリング曲「雲」でフィナーレ。
🎵流れる雲に 生まれ変わり
愛するひとに 逢いにゆく🎵
亡くなった人が今を生きる人を想う歌詞、ビタミンボイスの歌唱が心に染み渡ります。
歌唱を終え、感謝の言葉と共に緞帳が降り切るまで身をかがめて手を降り続ける三山さん。
心地よい余韻を残して終演となりました。
三山さんの鍛え上げられた歌唱力とエンターテイメント力、そしてミュージシャンの皆さんとの結束と様々な的を得た工夫、それらが融合して作り上げられた最高のステージでした。
退場される皆さんからは「来てよかった」オーラが溢れ、会場全体が幸せに包まれているよう。
今までこのブログでは、テレビではわからない大音量で聴く生のビタミンボイスの魅力をお伝えして来ました。
今回新たなコンサートツアーを三回拝見して、
三山さんのステージの最大の魅力は三山さんの心❤️がステージ全体から伝わってくることにあると思うようになりました。
幼い頃に「聴く人の笑顔が見たい」と思ったことが歌手を目指した原点と語られている三山さん。
その言葉どおり聴く人の笑顔のために心を尽くされる三山さんとミュージシャンの皆さんの心が一体となって創られるステージは本当に温かく、心が癒されます。
リピーターの皆さんの多くは、単に「巧い歌」を聴きに来ているのではなく、その奥にある三山さんの心に癒されるために来られている・・。
今まで漠然とした思いだったものが確信に変わった姫路公演でした。
今まで三山さんのコンサートに参加されたことのない皆様、お近くで機会がございましたらぜひお運びくださいませ。
https://m.youtube.com/watch?v=39UGb8rz_-M&pp=ygUc5oGL4oCm5oOF5b-1IOS4ieWxseOBsuOCjeOBlw%3D%3D
https://m.youtube.com/watch?v=g0ISATORIUE&pp=ygUV6Zuy44CA5LiJ5bGx44Gy44KN44GX
最後までご覧いただき、ありがとうございました。