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このブログは演歌歌手三山ひろしさんの故郷高知県から三山さんや高知の話題をテーマに書かせていただいております。
さて、三山さんの15周年記念コンサート〜ありがとう感謝を込めて〜が5月23日に高松市で開催され、参加させていただきました。
昨年6月にLINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)で開催されたリサイタルを皮切りにスタートしたツアーコンサートも終盤。
会場は、三山さんにとって6年ぶりとなる香川県県民ホール。
↓大ホール(レクザムホール=右)棟と小ホール(左)棟の二棟から成る香川県県民ホール。
JR高松駅から徒歩圏内で、「史跡高松城跡玉藻公園」に隣接しています。すぐ前は瀬戸内海。
階段を上がった二階がレクザムホールのエントランス。
「恋…情念」仕様。カッコいいですね。
今回は帰り道で初めて走行中の姿を拝見できました。
この会場では2016年に「三波春夫没後15年特別企画 山内惠介 市川由紀乃 三山ひろし スペシャルコンサート」を、2018年には「三山ひろしコンサート2018」を拝見しました。
他にも懐かしい思い出があり、個人的に思い入れがある会場です。
初めて訪れたのは31年前の1993(平成5)年でした。
今ではファンの間で伝説となっている西城秀樹さんと野口五郎さんによるNHK「ふたりのビッグショー」の公開収録がこの会場で行われたのです。
キャリアが二十年を超え、三十代後半となった大スターお二人による「ふたりのビッグショー」。
西城秀樹さんが旅立たれた直後の2018年7月にNHKで放送された「あの日あの時あの番組」で野口五郎さんをゲストとしてこの番組が再放送されました↓。
(↑NHK総合テレビ2018年7月1日放送「あの日あの時あの番組」のテレビ画面。以下の画像も同様。)
カッコいいお二人の、友情の深さと実力の凄さを感じるセッションとトークに感動したり笑ったり。
当時、幸運にも入場券が当選した連れ合いはこの公開収録を生で観ることができました。
2歳になったばかりの息子が水痘(水ぼうそう)に罹患していたため参加をあきらめかけていたのですが、あきらめきれない連れ合いは迷いに迷い、最後は妊娠中(しかも臨月)だった親友の「あたし、行くで‼️」の一言に参加を決断。
私は連れ合いを車で送り届け、開演中は高松市内で息子の子守をすることに。
幸い息子は、出発時にはほぼ症状が無くなり、なんとか連れて行くことができました。
連れ合いは歴史に残る公開収録を観覧できて大満足。
番組の映像を観ると、西城秀樹さんが「YOUNG MAN」を歌唱される場面で、
一瞬映った客席に連れ合いの姿が・・。
貴重な思い出になりました。
連れ合いがステージを楽しんでいる間、私はファミレスを見つけ、幼い息子と夕食。
この頃の息子は座卓に手を置いて立ったままで食事するくらいの背丈。
私が冷まして与える讃岐うどんを美味しそうに食べました。
退店する時にレジでドラえもんのフィギュアをもらい大喜び。
そして閉演間近になり、会場近くに車を停めて待機。
息子は助手席に立ち、ダッシュボードに手を置いて前方を見つめます。
やがて会場から出て来る人波の中に笑顔の母親を見つけ、飛び跳ねて大喜び。
今は大人になった息子の、幼い愛らしい姿に癒されたひと時でした。
野口五郎さんが番組で「この時の秀樹はアクションがコンパクトになり、かつキレが良くてキマッていた」とおっしゃっていました。
私はテレビでしか拝見していませんが、バブル期のファッションとヘアスタイルで魅せるキレのいいアクションはすごくカッコよかったです。
息の合ったトークは時々入る自然なボケとツッコミで大笑い。
https://m.youtube.com/watch?v=rRXRiVJEaRo&pp=ygUa6KW_5Z-O56eA5qi5IOmHjuWPo-S6lOmDjiA%3D
貴重な映像でした。
三山さんが歌手への道を目指す契機となったNHKのど自慢土佐清水市大会(2004年1月)の男性ゲストだった西城秀樹さん。
当時「白雲の城」で今週のチャンピオンになられた恒石青年にトロフィーを渡されました。
今回、ご縁のある西城秀樹さんが盟友野口五郎さんと立たれた同じステージで熱唱される三山さんを拝見し、感慨深いものがありました。
さて、私には約半年ぶりとなる三山さんの生ステージ。
緞帳が上がったステージに三山さんはおられず、袖から元気よく駆け出して登場するスタイル。
一曲目は「いごっそ魂」。
勇壮なイントロがオープニングを盛り上げます。
オープニングトークでは、お約束の「ビタミンボイス!、三山ひろしでございます。」のご挨拶から意表を突くリアクションと声色で笑いを取る三山さん。
そして、昨年のNHK紅白歌合戦への9年連続9回目の出場と作詩大賞や松尾芸能賞優秀賞等の受賞を紹介し、謝意を伝えられました。
オリジナル曲もカバー曲も、安定の歌唱力に更に磨きがかかり、ミュージシャンの皆様と一体となった素晴らしいコンサート。
歌唱中は、センターから両袖に移動しつつ、客席の隅々まで手を振り笑顔を向けられる三山さん。
15年目を迎え、大歌手になられた今も観客に感謝を込めて心を配るこのスタイルは変わりません。
ますます洗練された長編歌謡浪曲は観客を魅了。
男性の声で「日本一‼️」の掛け声も。
ギター演奏は更に安定感が増していて、練習を積み重ねられたことを感じます。
パワフルなドラムもお見事でした。
演歌歌手の範疇を越えて次々と魅せる圧巻のパフォーマンス‼️。
客席を見渡すと驚嘆の表情がいっぱい。
「凄いねぇ」の声も聞こえて来ます。
技巧的な巧さだけではなく、歌の主人公に成り切る三山さんの歌唱は心に響き、聴く者を魅了します。
歌詞の中の架空の人にさえ愛情を注ぐ三山さんの優しさ。そこから生まれる素晴らしい表現力の魅力を多くの人に知っていただきたいと思います。
まだ三山さんの生ステージをご覧になったことのない皆様、お近くで公演がありましたらぜひお運びくださいませ。
公演日程はこちら↓で。
http://h-miyama.migan.co.jp/event-new.html
後半のトークでは、今年の勝負曲「恋…情念」に懸ける意気込みと、年末を目指しての応援を期待する言葉を述べられ、盛んな拍手を受けられました。
エンディングの一曲は「恋…情念」のカップリング曲「雲」。
亡くなられた方の目線で、今を生きる愛する人の幸せを祈る歌詞。
三山さんの歌声に涙腺が緩みます。
ご本人の目にも光るものが。
最後は緞帳が下がり切るまで手を振り続けるサービス満点の三山さんでした。
https://m.youtube.com/watch?v=g0ISATORIUE&pp=ygUV5LiJ5bGx44Gy44KN44GX44CA6Zuy
https://m.youtube.com/watch?v=ivC9NEX3rZo&pp=ygUP5LiJ5bGx44Gy44KN44GX
最後までご覧いただき、ありがとうございました。