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このブログは演歌歌手三山ひろしさんの故郷高知県から三山さんや高知の話題をテーマに書かせていただいております。


ちょうちょ


さて、昨年9月に制作が発表された2025年度上期のNHK連続テレビ小説「あんぱん」。


その初期の舞台になると思われるやなせたかしさんの故郷「香美市香北町(旧香美郡香北町)」へ先日、行ってまいりました。


旧香北町は三山さんの母校県立山田高校と元勤務先のガソリンスタンドのある旧土佐山田町の東隣。


三山さんの「ふるさと」と呼ばせていただいている旧物部村と共に現在の香美市を構成しています。


いずれも南国市に河口のある物部川に沿って栄えた歴史があります。


高知市方面からのアクセスは、車なら徳島県阿南市に通じる国道195号線利用、鉄道ならJR土讃線利用で高知駅から土佐山田駅へ移動します。


旧香北町方面は鉄道沿線ではないため土佐山田駅前からバス🚌を利用することになります。


本州方面からなら車🚙は高知自動車道南国ICで降りて国道195号線へ、鉄道なら岡山駅からJR瀬戸大橋線経由土讃線で、土佐山田駅で下車することになります。


特急停車駅なので岡山駅から乗り換えなしで移動できます。


高知龍馬空港からはタクシーで直接またはごめん駅経由JR土讃線で土佐山田駅へ移動しバス利用が最もリーズナブルで現実的かと思います。ニコニコ

土佐山田駅舎↓。開業90年越えのレトロ感溢れる建物にコンビニが入っています。

その前にはちょっと不気味なモニュメントがびっくり

地元の観光地である鍾乳洞「龍河洞」をコンクリートで再現したものです。

「神の壺」と名付けられた、鍾乳石に包み込まれた弥生時代の土器のレプリカも。

私にとってはもう50年近い昔、初めてこの駅に降り立った時に見た想い出の場所です。おねがい

https://ryugadou.or.jp


先述のように鉄道を利用した場合、この駅から旧香北町へはJR四国バスが運行しているバスを利用することになります。


やなせたかしさんの故郷にちなんでアンパンマンのイラストでラッピングされた、その名も「アンパンマンバス」。

詳細はこちら↓で。

https://www.jr-shikokubus.co.jp/businfo/rosen/otochi.html

動画がUPされていました↓。

https://m.youtube.com/watch?v=xeM-_m3Av5w&pp=ygUk6aaZ576O5biC44CA44Ki44Oz44OR44Oz44Oe44Oz44OQ44K5


この日は車🚙で195号線を走り、旧香北町を目指しました。


と言っても土佐山田駅からの時間は20分程度。


旧土佐山田町内を抜け、物部川に架かる橋を渡ります。

↑橋から望む物部川下流方向(南)。


藩政時代に土佐藩家老野中兼山によって作られた山田堰(やまだぜき)の辺り。川が堰き止められて湖のように見えます。

http://www.kigenhaeikayo.com/page/00000056.htm

物部川と195号線はこの辺りから徐々に東に向きを変えて行きます。


物部川を左に見ながら10分程度走ると旧香北町中心部の美良布(びらふ)に着きました。


まずは香美市立やなせたかし記念館「アンパンマンミュージアム」が併設されている道の駅美良布に。

この↑写真は来た方向(土佐山田町方面)を望んだところ。

↑こちらは土佐山田町方面から見た写真(下↓のサイトから引用)

https://www.sk-michinoeki.jp/michinoeki/440

道の駅の裏手には芝生広場があり、その奥にアンパンマンミュージアムと「ザ・シックスダイアリーかほくホテル&リゾート」が見えます。

https://anpanman-museum.net



https://6thdiary.jp

この日は桜🌸が満開。

旧土佐山田町で生産されている高知名物フラフが春風に舞っていました↓。

少し芝生広場を散歩してみました。

こちらは芝生広場からアンパンマンミュージアムに伸びるアーチ橋↓。上がれば芝生広場全体が見渡せます。

アーチ橋からの景色↓。

丘の上には「アーンパンチ!」を繰り出す大きなアンパンマン像。

力強いフォルム!ラブ

パンチを繰り出す相手は不気味に赤い目が光る敵キャラ「だだんだん」。

ばいきんまんが作ったロボット(?)です↓。

https://www.anpanman.jp/about/friends/cupbtwbbcxlpt2fo.html

だだんだんの後方に見える建物は「詩とメルヘン絵本館」。やなせたかしさん直筆の作品が展示されています。お越しになった際はぜひこちらもお訪ねくださいませ。

https://anpanman-museum.net/guide/marchen.html


散歩を終えて、物部川の対岸にある、やなせたかしさん・暢(のぶ)さんご夫妻が眠っておられる「やなせたかし朴ノ木公園」を目指します。

https://www.yonden.co.jp/cnt_landl/2106/report.html

 朴ノ木公園はバス路線上でないことから、美良布までバスを利用された場合は、美良布にある(有)香北観光のハイヤー利用が便利だと思います。


連絡先はこちら。↓

https://www.ekiten.jp/shop_3227513/


車🚙の場合は、国道195号線を少し東へ進み美良布の街を抜けます。


間もなく左側に杉林が繁るエリアに入ると見えてくるこの↓道路表示👀。


ここを左折します。

↑対岸に渡る橋から見た物部川(下流方向)。杉田ダムのダム湖になっていて美しい景色です。

http://damnet.or.jp/cgi-bin/binranA/All.cgi?db4=2312


そのまま進むとすぐこの↓T字路に。ここを右折します。

朴ノ木公園の案内板もあります。

ちょっと脱線しますが、道路表示の地名「五百蔵」。読めますでしょうか?。


「いおろい」と読みます。


私の故郷の県西部では見たことがなく、初めて見た時は読めませんでした。えー


地名だけでなく苗字にもあります。


本題に戻って、


右折してまもなく、左手に見えて来るこの↓お寺(高照寺)の駐車場が朴ノ木公園駐車場。

舗装はされていませんが、砂利が敷かれています。

ここからは少し徒歩移動になります。

駐車場脇のこの↑道を突き当たりまで歩きます。少し上り坂です。


この↓カーブミラーが目印。ここを左折します。

左折した方向の景色。

道路上に案内板がありました。

曲がり角にあるお宅の敷地に沿って下る細い一本道。この先に朴ノ木公園があります。


人一人がやっと通れる道。農作業用のいわゆるあぜ道です。


来年、朝ドラ「あんぱん」が始まったら、週末や連休は凄いことになるのでは?などと想像しながら歩きました。


その道を進むと、耕作されてないと思われる田圃が広がっています。

田圃の向こうに見える古い蔵↓の手前左辺りが朴ノ木公園です。

近づくと石像のアンパンマンとばいきんまんの頭が生垣越に見えて来ました。

これ↓が「やなせたかし朴ノ木公園」。

やなせさんのご実家跡に造られています。


↓やなせさん直筆の詩が刻まれた墓碑。

石像のアンパンマンとばいきんまんはアンパンマンミュージアムの方向を見つめているそうです。

以下に墓碑に刻まれている詩を引用させていただきます。


(引用開始)


柳瀬家はここにあった

三百年以上続いた旧家だが

今は影もかたちもない

一族の墓石は

後方の

山の中腹にある

ぼくはここでねむりたい

故郷の土はあたたかい

木蓮科のマグノリア

一本の朴ノ木にぼくはなりたい

季節には

はにかみがちに

白い花を咲かせて

風の中でゆれていたい


        やなせたかし


(引用終了)


墓碑の周囲には詩に因んだ朴ノ木が植えられています。

https://www.aichi-koen.com/shinshiro-hoonoki/


物部川の河岸段丘に広がる朴ノ木地区。対岸の山まで距離があり、蛇行を繰り返している四万十川とは違った広くゆったりした風景です。


蔵のそばに神社があり、水が流れていていい雰囲気だったので動画にしてみました↓。


ささやかですが、やなせさんが愛された故郷の風景を感じていただければ幸いです。


墓碑の背面にはご夫妻のお名前が小さな文字で刻まれています。


それを拝見しなければここが墓地だとは気づかないかもしれません。


アンパンマンというキャラクターを通して生きることの素晴らしさを私達に伝え続けられたやなせたかしさんと支えられた暢さんが眠られる場所。


穏やかな農村の風景の中、やなせさんの優しく広い心に包まれたひとときでした。


あらためまして、やなせたかしさん・暢さんご夫妻のご冥福を心よりお祈り申し上げます。


最後までご覧いただき、ありがとうございました。
m(_ _)m 



戦争が1日も早く終結しますように。

能登半島地震により被災された皆様、台湾東部沖地震により被災された皆様が一日も早く日常を取り戻されますように。

(当ブログは個人ブログであり、三山ひろしさんやプロダクション及びレーベル等とは一切関係ございません。)