ご覧いただきありがとうございます。
このブログは演歌歌手三山ひろしさんの故郷高知県から三山さんや高知の話題をテーマに書かせていただいております。
さて、先週末、半年ぶりに四万十市岩間を訪ねました。
曇り空で、時々雨がパラつくあいにくの天気。
桜は咲き始めでまだ満開までにはしばらくかかりそうです。
露地だった駐車場は昨年春に地元建設業者さん2社がご好意で舗装され快適に。
ありがとうございます
↓「四万十川」歌碑。化粧直しされていて綺麗。「四万十川」の歌唱音源が流れる音楽碑もいい感じです。
1時間余の滞在中に、車が入れ替わり立ち替わり出入りがあり、その都度、歌碑に目を止める方、音楽碑のボタンを押す方が。
富山ナンバーと久留米ナンバーのご夫婦らしき二人連れがおられ、それぞれの女性が真っ先に歌碑へ。
ファンの方は歌碑へ直行、ファンでない方は沈下橋や景色に目が行きます。
わかりやすい。
台湾からという10人程の旅行客御一行も歌碑と音楽碑を取り囲み興味津々。
ツアーコンダクターらしき男性がそばに来られたので連れ合いが「三山ひろし、シンガー、ジャパニーズシンガー」と伝えるとスマホで音声検索。
すぐにわかったらしく、歌碑前の御一行に伝達。
その中の女性が腕を○にして「わかりました」のリアクション。賑やかな笑い声が響き、音楽碑のボタンを押す方も。
連休中ではない土曜日なのに、賑わっていました。
https://m.youtube.com/watch?v=54FH3roXohQ&pp=ygUc5Zub5LiH5Y2B5bedIOS4ieWxseOBsuOCjeOBlw%3D%3D
さて、今回は岩間への最寄駅があるJR四国の「予土線」をテーマにしてみたいと思います。
以前にも書きましたが、四万十市岩間を公共交通機関で目指す場合、JR四国土讃線経由で土佐くろしお鉄道中村線中村駅か予土線江川崎駅で降り、その両駅を結ぶ高知西南交通の路線バスを利用することになります。🚌
こちら↓は四国の路線図。ご参考に。
https://wwwtb.mlit.go.jp/shikoku/content/000290713.pdf
土佐くろしお鉄道中村駅なら客待ちのタクシーもいて、レンタカーの営業所もありますので、バス以外の選択肢もありますが、江川崎駅にはタクシーも無ければレンタカー営業所もありません。
なのでバスしか移動手段無し。
タクシー利用ご希望なら江川崎駅の東側二駅の「十川駅」の地元に「十和ハイヤー」があります。
https://www.mapion.co.jp/smp/phonebook/M12002/39412/23930081716/?amp=true
宇和島市側なら松丸駅に「松野タクシー」があります。
https://www.taxisite.com/city/info/38/484.aspx
こちら↓はバス時刻表。運行は原則平日のみで一日三往復。過疎地域なのでいたしかたないところ。
http://www.kochi-seinan.co.jp/obj/pdf/local_ekawasaki_shimoda2021a.pdf
予土線は今年開業50周年を迎えました。
開業日は1974(昭和49)年3月1日。
今還暦過ぎの私が中学生の頃。
予土線開通までは宇和島〜江川崎間が開通していましたので、四万十川中流域の故郷から身近な地方都市の愛媛県宇和島市へ行くには国鉄バスで江川崎駅まで移動していました。
予土線開通で地元から乗り替えなしで宇和島市へ行けるようになり、嬉しかったのを覚えています。
反対方向にある県庁所在地高知市へ行くのも窪川駅までバス移動し窪川駅から鉄道に乗り換えていましたが、開通で窪川駅まで鉄道移動できるようになりました。
ほんの少し前までバス路線は未舗装の悪路。道幅も狭く転落事故の不安が常にあり、鉄道の開通は「地元住民50年来の悲願」と新聞の見出しに。
私も含めて地元の人々の喜びは計り知れないものがありました。
開業の日は、取材のヘリコプターが空を舞う中、地元小中学生がホームで日の丸の小旗を振って一番列車を迎えたのを覚えています。
私もその中の一人でした。
開通の少し前には「花魁(おいらん)列車」と呼ばれる、車両が障害物に接触しないことを確認する矢羽根を多数着けた試験車がトンネルをゆっくりと抜けて行くのを目撃しました。
貴重な体験でした。
構想から開業まで50年、モータリゼーションが進む中でこの時期に鉄道の新規開業は珍しく、NHKの番組「新日本紀行」では「鉄道がくる村」として取り上げられました。(1974(昭和49)年3月25日放送)
それから半世紀。
私が予土線を利用したのは中学生の時から社会人1年生の年まで。
車を運転するようになると全く利用しなくなりました。🚙
利用者数の減少で開通から5年ほどで早くも廃止の話が出始めたのも当然ですね。
そんな状況でも関係者の努力で廃止されることなく50周年を迎えたことは凄いことだと思います。
「四万十グリーンライン」の愛称が付けられ、廃止されれば鉄道での四国一周ができなくなる重要な路線ですが、開業以来の赤字続き。
赤字路線がほとんどのJR四国で最もワースト路線とのこと。
0系新幹線を模した「鉄道ホビートレイン」やトロッコ列車など観光客誘致策にも取り組んでいますが、改善は難しいようです。
https://shikoku-tourism.com/spot/10074#:~:text=予土線には、「しま,兄弟」と名づけています%E3%80%82
https://www.nhk.or.jp/kochi/lreport/article/004/03/
「四万十川」歌碑のある四万十市岩間へアクセスできる公共交通機関として絶対に存続していただきたいと願っています。
この記事を書くに当たって調べてみると愛媛県及び高知県のJR予土線沿線自治体で構成する予土線利用促進対策協議会が「YODOSENサポーター」を募集しているとのこと。↓
https://www.pref.ehime.jp/site/nanyo/2507.html
存続を願うだけでなく、何か微力でも応援できればと思っていましたので、さっそく申し込んでみようと思います。
三山ひろしさんの故郷高知県を愛していただいている皆様、存続の危機にある予土線の応援をよろしくお願い申し上げます。
こちら↓はyou tubeにUPされている予土線の前面展望動画。高知県の窪川駅から愛媛県の宇和島駅までのルート。江川崎駅までは大部分が四万十川と並行しています。蛇行する四万十川をショートカットしながら川沿いに走る映像は旅気分を楽しめます。ぜひご覧くださいませ。
https://m.youtube.com/watch?v=rTHGpiWLGr8&pp=ygUW5LqI5Zyf57eaIOWJjemdouWxleacmw%3D%3D