「香港警察、民主派前議員など53人逮捕」という人権弾圧、政治的弾圧に強く抗議する! | 幸福実現党 森よしひろのブログ

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アメリカ大統領選の背後で、香港では、全立法議会議員や民主活動家、53名を一斉に逮捕するという事態が起きた。(ロイター通信の記事による)

自由主義陣営の中心国家の混乱の最中での民主派の弾圧であるこの事態は、中華人民共和国とか、中国共産党とはどういうところであるかを明確に示すものだと考えます。

 

民主党のフェイスブックと香港の公共放送、香港電台(RTHK)によると、立法会(議会)前議員のト謹申氏や林卓廷(ラム・チュクテン)氏、岑敖暉(レスター・シャム)氏などが逮捕されたとのこと。
理由は、昨年9月に予定されていた立法議会選に向けて民主派が昨年夏に実施した予備選への参加が逮捕の理由だということです。
香港は、もう「東洋の真珠」ではなくなり、「東洋の煉獄」となったと台湾当局は話しているという。

自由主義・民主主義を奉ずる国家が増えている中、思想・信条、また、普通選挙を求める声を権力で抑え込み、内心の自由を縛ろうとするこのやり方は、以前のソ連と同じ、共産主義的全体主義の弾圧や粛清と同じものだと思います。

人を不幸にする政治体制は、やはり、許してはいけないものだと思います。
一人ひとりには内心の自由や思想信条の自由が認められ、それを表現し、行動する自由が認められ、その結果として、幸福を手にする権利があると強く思います。

その意味で、今回の香港での人権弾圧に強く抗議します。

イギリスからは、ラーブ外相により、「香港の政治家や活動家の大量逮捕は、共同宣言の下で守られている香港の権利と自由に対する重大な攻撃だ」という非難の声明が出されています。

 

我が国・日本からも、そうした強いメッセージが発信されることを願いたいと思います。

菅首相には、新型コロナウイルス感染拡大対策や「GO TO」政策の失敗を尻ぬぐいするだけではなく、アジアのリーダー国家としての自覚をもって、独裁や人権弾圧に対する強いメッセージを発信することを望みたいと思います。外交に関して、全くの無策である現状は、中華人民共和国に間違ったメッセージを発信しかねない危険を感じておりますので、どうか、菅首相のリーダーシップを、デジタル庁の創設だけでなく、外交にも向けて頂きたいものだと思います。