日米TPP事前交渉合意に思う | 幸福実現党 森よしひろのブログ

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政府は12日、日本の環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加に向けた米国との事前協議で合意したと発表しました。
声高に「反対」を叫ぶ方もいらっしゃいますが、私は、自由貿易圏を拡大し、その中で日本は主導的役割を果たしていけると考えておりますので、一日も早く参加できるようになって頂きたいと考えています。

合意文書では、「日本は一定の農産品、米国には一定の工業品にセンシティビティー(敏感な問題)がある」と明記されており、米国の自動車関税や日本の農産品関税など双方に配慮が必要な品目があることが確認されています。そのため、今後の交渉が大事になります。
新聞報道を見ると、「日本側の譲歩が目立った」と言う論調が多いわけですが、そんなにTPPに参加しない方向に進めたいのかなと思います。TPPに参加しないならば、中国に引っ付いて、中国の顔色を見ながら、政治しなければいけない国に成り果ててしまいます。そうならないためには、日米が中心となって、自由貿易圏を拡大し、世界平和に貢献するような貿易圏を作っていくことが必要です。
安倍首相も、記者団に対して「本番はこれから。早く正式に交渉参加し、(TPPの)ルール作りを主導し、日本の国益の増進を図っていきたい」と語っておられますので、その方向でぜひ進めて頂きたいと思います。

国益を重視するということは、国民の生命・安全・財産を守るということでもあるので、経済と国防を組み合わせて考えて、TPPの重要性を理解しなければなりません。

◇日米協議合意の骨子◇

・日米間でTPP交渉と並行し、保険、投資、食品安全などの9分野で非関税措置に取り組む

・自動車の安全基準や税制などについても、並行し2国間でも交渉

・米国の自動車関税は当面維持。関税率は長期・段階的に引き下げ、撤廃時期は米国と韓国の自由貿易協定(FTA)よりも遅らせる

・日本の農産品、米国の工業製品にセンシティビティー(敏感な問題)があることを認識。(TPPでの)ルール作りや関税交渉に緊密に取り組む