えっと、書きたい話題が色々あるんですが、先に先日の「だれかtoなかい」の感想をもう少し書かせてください。
前の記事ではSMAPって、本当に唯一無二の存在だよね。
ってことを振り返りました。
今回は後輩君とのトークの中で、中居君が語った印象的な言葉を拾います。
中居君って、いつもMCに徹しているからあんまり自分の個人的な考えや意見を番組で言うことってないと思うんだけど
後輩と【グループ】についての話になると、自分の(つまりSMAPの)経験してきたことや信条を吐露することがありますよね・・・
そういうの、とても貴重。
そして聞く度にいつも感心する。
この人は本当に世間と自分達を俯瞰で見れるすごいリーダーなのだな・・・と。
ビジネス書書いたら絶対売れるよ、ってずっと思ってるんですけどね(笑)
残念ながらそういうの、やらない人だと思うので
せめて彼が何を語ったのか、私の備忘録として残しておきたい。
てことで、過去に2回、このタイトルで記事書いてます。
今回は「ナカイの哲学 2024」版ってことで、よろしかったらお付き合いください。
*あくまで個人的考察です。人によって受け止め方は違うと思いますのでご了承ください
後輩君が「自分達のグループは仲がいい。楽屋でも8人みんなで寄っている」
みたいな話をした時
中居君は
「俺らは3:2とか2:3とかじゃない。1・1・1・1・1だった」
って言ったこと・・・痺れたわ。
決して馴れ合いにならない、緊張感のある関係だった、ってことは今地図の3人も折に触れて語ってますもんね。
仲がいいとか、悪いとか、そういう次元を超越したグループだったってこと
世間で「不仲による解散」をまだ信じてる人に聞かせたいわ。
そしてその話の流れで
後輩君のグループは喧嘩じゃないけど、意見は言い合う、と言った時
中居君
「登ろうとしている山がみんな一緒だから」
「意見は違っても見てるゴールは一緒だから、ギクシャクしないってことだよね」
と、彼の大好きな「山」にたとえた話が出ました。
もう何年前になるのかなぁ。
日テレで中居君がやっていた深夜番組に、いまや大人気のK-POPグループのENHYPEN(エンハイフン)の唯一の日本人メンバーのNIKI(ニキ)君がリモートで出演したことがあって
まだ新人だった彼にこれからの心構えとして
「これから登りたい山はここだよな。間違ってないよな」ってことをメンバー同士で確認することが大事。そうでないとブレるから。
ってアドバイスしていたことが忘れられなくて。
中居君にとってエンタメの世界は高い高い「山」なんだろうね。
そして「山」に登るためには仲間と志を共有した方がいい・・・って思っているから、このたとえ話をするのかな、って思う。
独立した時「登りたい山が見つからない」って言ってた中居君だけど・・・今は果たしてどうなんでしょうね。
後輩君が「僕はグループが大事で、それが無くなったら芸能界辞めるかも」と言った時の中居君の表情・・・
こっちが色々想像して辛くなってしまったわ。
中居君だって、ずっとそう思ってたし、実際インタビューでも語っていたよね。
「SMAPがいない芸能界に何の興味もない」って。
そして、この言葉・・・
「永遠ってことがあるのかな」
誰よりもグループの永遠を願い、永遠に続くと信じていた彼が、今これを言わざるを得ない状況が本当に辛い。哀しい。
「グループにどっぷり漬かることも大事だけど、その(解散?)準備というか、そういうことがもしかしてあるんだったら、ふわっと・・・」
中居君、言葉を選んで話してましたが
「いつか解散って現実が来るかも、って心構えはしておいた方がいい」って言いたかったのかなぁと感じました。
その方が受けるショックは軽減されるかも、って自分自身の体験から思ってるような、そんな会話でした。
あんまりグループにのめり込むと自分が辛いぞ、ってことも言いたかったのかもしれませんが
その話のすぐあとに
「でも漬からないとグループって高みにいけないんだよね」
ってwww
言ってること正反対じゃん(苦笑)
これ、どっぷりSMAPというグループに漬かっていた人が言うから重みが違うわ(笑)
「SMAPさんは国民的スターの時期がすごく長い」と言われて
即、肯定。
「長い!」
そこ否定しない中居君、好きよ(笑)
で、その後の話がまた・・・痺れたよね。
「何をもって国民的かって言うと、なかなか説明が難しいんだけど
にわかの人が増えることが国民的」
好きでもないんだけど、中居知ってる。
全然応援してないんだけど、こいつ知ってる。
1人ずつ(メンバーの名前を)言えること、言えるまでに行かなきゃいけない。
ファンの子はみんな知ってて、好きです、っていうのはホームだよね。
そうじゃなくてアウェイに行った時に、全然知らないけどちょっと見てみたい、とか。触れてみたいな、って思えるグループ
が、中居君の思う国民的、ということだと。
背筋がゾクゾクしたわ。
かつてSMAPが人気の上昇気流に乗った時(6人の頃)中居君が「子どもだけじゃなくて大人も騙せるアイドルになりたい」と言っていたことがずっと心に残っていて。
今思えば、これがその答えなのかな。
当時はアイドルは10代の女の子が夢中になるものと決まっていたけど、そこから飛び出て(アウェイで)自分達に興味のない大人達にも「おっ」と思われるような「山」を目指した結果
SMAPは日本全国津々浦々、老若男女の「にわか」を獲得して、トップに君臨したのだと思うから。
もぉ、こんな話が彼の口から聞けて、震えました。
やっぱすごいよ、中居君って。
てことを何百回思ったことでしょう。
こんなに深く色んなことを考えられる人だから、自分なりの戦略もこの先のビジョンもきっと彼の頭の中にはハッキリ描かれているに違いない、と思うのですよ・・・
司会のポジションだけに留まる現状は本当にもったいない。
中居君がこの「哲学」を持って次の「山」に向かって動き出す日を、心待ちにしています。
以上、今回の「だれかtoなかい」の私的考察でした