先の記事でもちょっと書きましたけど
昨年3月いっぱいでかの事務所を退社した中居君ですが・・・
今のお仕事の形を見る限り(あくまで目に見えている部分では)
彼のスタンスはさほど変わっていないのかな・・?「以前」も「以降」も。
という気がしています。
もちろん
今水面下でどんな風に物事が進行しているかはこちら側にはうかがいしれないし
辞める時にアチラとどんな約束があったのかも、わからない。
だから、本当に見えることでしか判断出来ないけれど・・・
私個人としては、所属していた時よりももっと濃く、かの事務所のタレント達と頻繁に共演しているように感じています。
それの良し悪しをここで論議するつもりはないですが・・・まあ、複雑な気持ち。
なのが私の正直なところです。
あっちばかりじゃなくてこっち(地図)とも共演してほしいよ・・・と切実に思う。
で
先日の金スマですよ。
後輩グループを楽しそうに弄って、持ち上げて、彼ら1人1人が視聴者の印象に残るように持って行く話術と展開は、さすがのクオリティだな、と感心しきり。
相手がユーミンであろうとお笑い芸人であろうと、後輩アイドルであろうと
楽しい番組を作るためのMCに徹するという彼の哲学は、ピンになって更に磨きがかかっているように思います。
すごいねぇ、中居君。
そして
番組の後半で松村君と田中君(そんなつもりなくても覚えちゃったよ・・)が割と真面目に質問した時のアドバイスが、まさに中居正広だったなぁ・・・
松村君からの質問。
SMAPさんは1人1人が好きなジャンルを極めていた。「そういうグループとして成功する方法」はどこにあるのか?
田中君からの質問。
中居さんが理想の6人グループを作るとしたら、どういう役割の人が必要なのか?知りたい。
それに対する中居君の言葉はどれもこれも示唆に富んだ素敵なものでした。
印象に残った言葉を順不同に羅列します。
(個人活動は)やるのはやった方がいい。
(中居君が)スタートラインに立ったと思ったのは8年ぐらいしてから。
それまでにいかに自分の武器を磨くことが出来るかが大事。
8年っていうのは、つまり森くんが去ったタイミングだよね・・・(涙)
あの頃を振り返る話の中で、中居君は森くんを引き留める時に「やっとここまで来たのに。これからなのに」と思った、と話していたことがありました。
結果として1人欠けてしまったけれど、いや、だからこそ、中居君は「今が本当のスタートライン」と腹を括ったのかなぁ・・・と思うと泣けてきます
(グループは)6人バラバラがいい。
スポットライトが当たるタイミングも、それぞれ。
早い人もいれば遅い人もいる。
みんなタイミングが違う。
(だから)自分の番が回ってくるまで6人でスクラムを組んでいた方がいい。
(グループ自体が)常にトップであれば
(誰かが)遅れていても目立たない。
ここは・・・痺れたなぁ・・・背筋がゾクッとした。
そして「際立ち」と「浮き」は違うんだ、という持論。
この言葉も凄かったね。
際立たせるために周りが遅れているのは、いい。
でも(メンバーが)「浮かないようにしないといけない」
「浮いている人」がいるとギクシャクするから。
なるべく「浮かないように」1人ずつやっていくべき。
そして
自分に順番がくるまで(グループで)脚光を浴びている人間を支える。盛り上げる。
そうしたら自分に順番が来た時は「あの時支えてくれたから」と周りが盛り上げる・・・
グループとは、その繰り返しなんだ。
と断言する中居君の何と男前なことか・・・これは惚れ直すわ。
こんな貴重なアドバイスを直接もらえる後輩グループは幸せ者ですね・・・
でも言うは易く行うは難し。
SMAPが上りつめた軌跡を、山頂の景色を、一体他の誰が真似できようか。
と思う私でありますが。
SMAPは、自分で転んで痛い目にあって、傷いっぱい作って、悩んで泣いて考えて、あの領域に辿り着いたのだから。
SMAPがどれだけ型破りで、唯一無二のグループだったか、中居君の話からよくわかります。
そして中居君はきっと、昔も今もブレていない。
彼の思い描く「アイドル論」の中に
この先どんどん年を重ねても輝くことの出来る「SMAP」が再び集まる姿がイメージされているといいな・・・
中居君、その時が来ることを、期待して待っています