森且行選手の鮮烈な復帰戦について
語っても語っても、まだ足りない。まだ話したい、という思いに突き動かされて何度も記事を更新しているここ数日。
これは彼が日本一になった直後とまったく同じで、書かずにはいられない・・・という心境。
すいません、ゾーンに入っちゃってます←言い方ww
思いつくまま、順不同で色々書いてるんですが
これは、これだけは絶対。
と思っていたこと、今日やっと書けます。
森くんの復帰戦を見守る関係者の中に、伊勢崎所属の新井恵匠選手がいたという記事・・・
涙なしでは読めなかった。
スポーツニッポン↓
中日スポーツ↓
森くんが復帰を諦めなかった理由は
もちろん「オートレースが大好きだから」に違いないけれど
それと同じぐらい
新井選手のためにどうしても復帰しなければ、という強い思いがあったのではないかな・・・と、勝手に想像しています。
飯塚で、森くんと重なるように落車した新井選手。
あの事故が不可抗力であり、誰のせいでもないということはオートレースを知っている人ならわかっているし、森ファンだってそのことは重々承知している。
だからこちらの界隈で新井選手を責める声なんて聞いたことはないけれど
オートを知らない世間の人は、あのセンセーショナルな事故映像だけで判断してしまうから・・・
心無い声があったのも事実だと思う。
森くんの復帰へのプロセスにはあの事故映像は避けて通れないので
この2年間、何度繰り返しあの場面が流れ、その度に森くんの名前と一緒に新井選手の名前も連呼されたことか・・・
新井選手も、ご家族も、どれほど辛かったことかとお察しします。
事故から半年後
飯塚で開催されていたレースのインタビューで新井選手がファンに向けて
「自分のせいで森さんに怪我をさせてしまって本当にすいませんでした」
と涙ながらに謝罪された時は、本当に心が痛かった。
勝った直後の自分の勝利者インタビューで、そんな風にお詫びを言うことは異例。
新井選手にのしかかる自責の念の重さに言葉を失くしました。
でもね
それ(新井選手の謝罪)を知った森くんの行動の素早かったことよ。
翌日、中継を通して新井選手にメッセージを出した時は、泣けた
「レーサーである限り事故はお互い様なので、ケイタは悪くないよ。
オートレースファンの皆さんも同じ気持ちだと思います。
これからもまたいいレースでオートレースを盛り上げていきましょう」
これは、新井選手への励ましであると同時に、もうこれ以上新井選手のことは責めないで、と世間に向けて訴えたメッセージなんだなぁと思えて、泣けました。
新井選手への思いはこの3ヶ月後に放送された「あさチャン!」の中でも語られていました。
森選手が復帰するまで笑えません、と言っている新井選手の言葉を知って
「そんなこと1ミリも思わなくてもいい。レース頑張って優勝して笑顔でいてほしい」
と気にかけていた森くん。
でも、どんな言葉をかけたとしても、自分がまたオーバルに戻らない限り、新井選手の心の負い目は消えないってことも、森くんはわかっていたと思うから・・・
どうしても、諦めるわけにはいかなかったのでしょう。
そして、この復帰戦ですよ。
新井選手は前日まで浜松オートでレースに出ていて、この開催には斡旋されていなかった。
けど、そりゃあ駆け付けますよね。この目で森くんの復帰戦、見届けますよね。
あの時
どんな思いで新井選手が森くんのレースを見守っていたのか、と思うと胸が締め付けられます。
そして、レース後の2人のこの姿に、涙腺崩壊
よかった。
本当によかった。
これで本当の意味で、新井選手と森くんはまた対等の立場で走れるんじゃないかと思っています。
今回新井選手は川口を走っていませんが
次に2人が揃って斡旋されている(出場する)レースは・・・
4月25日から始まるSGオールスター戦なんですが
開催されるのは、飯塚オートレース場です。
それを知った時、ちょっと鳥肌立ちました。
あの場所で、再び2人が同じレースで走ることはあるのか?ないのか?
それは神のみぞ知る、ですが・・・
運命の神様は、どこまでもドラマがお好きなようだな、と思えますよね。
新井選手、どうかこれからも頑張って、森くんと共にオートレースを盛り上げてください。
ご活躍、期待しています!